松山、終盤耐えてのバーディ締めで1アンダー発進 初日は5打差13位タイ
2016年4月21日(木)午前11:56
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米男子ツアーの今季メジャー初戦、マスターズが現地時間7日にジョージア州オーガスタナショナルGCで開幕。第1ラウンドの競技を終え、日本から唯一出場の松山英樹は、1アンダー71のラウンドで5打差の13位タイにつけた。
強風の中でのスタートとなった初日。日本勢初のメジャー制覇を目指す松山は、1番パー4でアプローチを寄せ切れずボギーで出遅れる。それでも、続く2番パー5でバンカーからベタピンにつけて取り返すと、7番では2打目のアイアンショットをピンに絡めて1アンダー。さらに9番では約6メートルのパットを沈め、2アンダーに伸ばして前半を折り返す。
(写真提供:Getty Images)
しかし、迎えた後半はアーメンコーナーの入り口、最難関の11番でボギーと波に乗れず。グリーン左奥に外した14番でイーブンパーに落とす苦しい展開となったが、終盤は粘りのゴルフで上位を追走。16番で距離のあるパーパットを決め切ったあと、17番をナイスアプローチからパーで切り抜けると、迎えた最終18番をバーディで締めてホールアウト。4バーディ、3ボギーの内容で上々の滑り出しとなった。
競技後、「アウトの方はうまくプレーできたが、後半はショットが上手くいかず苦しくなった」とセカンドナインを振り返った松山だが、「(16、17番のパーセーブは)良かった。最後のバーディでホッとした」と上り3ホールのプレーについては前向きなコメントを残した。昨季大会では初日を同じく「71」で回り、そこから「70-70-66」のラウンドで最終的に5位まで順位を上げてフィニッシュ。初日終了時点でのトップとの差は昨季の7打よりも小さく、2日目の上位進出に期待がかかる。
6アンダー66でトップに立ったのはジョーダン・スピース(米)。6バーディ、ノーボギーの内容で連覇に向けて絶好のスタートを切っている。4アンダー68で2位タイに続いたのは、ダニー・リー(ニュージーランド)とシェーン・ロウリー(アイルランド)。3アンダー69の4位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ジャスティン・ローズ(英)、ポール・ケイシー(英)、イアン・ポルター(英)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)が並ぶ。
キャリアグランドスラムを目指すローリー・マキロイ(北アイルランド)は2アンダー70でダニー・ウィレット(英)らとともに9位タイにつけた。世界No.1のジェイソン・デイ(豪)は、5アンダーで迎えた15番から3ホールで一気に貯金を失い、大会3勝のフィル・ミケルソン(米)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らと同じイーブンパー72の21位タイとなっている。
そのほか、今季2勝と好調のアダム・スコット(豪)は4オーバー76の59位タイと出遅れ。ツアー公式サイトの優勝予想で1位に入ったリッキー・ファウラー(米)は「80」と大叩きを喫し、1番パー4で9打を叩いたアーニー・エルス(南ア)らと81位タイに沈んでいる。
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