岩田、快挙から一転我慢のゴルフも「これが自分のゴルフ。心地いい」
2013年7月5日(金)午前10:00
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全米プロゴルフ選手権は現地時間15日に順延となっていた第2ラウンドの残りと第3ラウンドの競技を終了した。第2ラウンドでメジャーの18ホールでの最少スコアとなる「63」を叩きだした岩田寛は、この日も2アンダー70とスコアを伸ばし17位タイで最終日を迎えることとなった。
ビッグスコアが出た次のラウンドは得てして難しいと言われるが、第3ラウンドの岩田も前半にいくつかボギーになりそうなピンチを迎えていた。しかし、ここをパーセーブして耐える付けると後半は3バーディを奪う結果となった。
岩田寛
「ずっと寄せワンでドロドロのゴルフだったが、これがいつもの自分のゴルフ。心地よかった。もうちょっと欲を言えば伸ばしたかった。(ビッグスコアの次の日は難しいと言われるが?)特には考えてなかったが、上手く切り替えられたのかもしれない。昨日は外に食事に行くとテレビに自分のプレーが映っていて、これほど取り上げられるのかと驚いた。明日も1打ずつ我慢とか切り替えとかしていかないと良い結果が出ない。
一方で松山英樹は1ホールに泣く結果に。8番から連続バーディを奪うなど、11番までを4アンダーでプレーしながら、15番パー4で2打目をバンカーに入れると5オン、2パットのトリプルボギー。結局、1アンダー71と伸び悩み、通算5アンダー24位タイに後退している。
松山英樹
「14番まではいいプレーが出来たが、15番で3打目を外してからおかしくなった。そこまで難しいショットではなかったが、寄せてパーを取りたいという気持ちが強すぎて前に行き過ぎてしまった。(明日は今年最後のメジャーでのラウンドだが?)優勝は厳しいので目標は難しいが、1打でも多く伸ばして上位でフィニッシュしたい」
予選カットライン上の70位タイで決勝ラウンドにコマを進めた小田孔明も、通算2オーバー64位タイにまで順位は上げたものの、イーブンパー72とスコアを伸ばすことはできなかった。
小田孔明
「今日はチップインバーディもあったり、狙った結果ロングして池にも入ったが、狙った結果なので仕方ない。後半は風向きが真逆になって難しかったが、内容としては良くなっていると思う。グリーンを外すと難しいなかで、アプローチで寄せてパターを入れる展開になるとは思っていた。3日目に進むことができただけでも幸せ。あとは自分のゴルフをしてスコアを伸ばしたい」
各選手、最終日の目標は様々ではあるが1打でもスコアを伸ばすことは同じだ。残り18ホール、日本人選手がどのようなプレーを見せてくれるのかにも注目だ。
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