18歳のB.ヘンダーソンがメジャー初制覇! 大会史上最年少Vを達成
2016年6月13日(月)午前11:10
米女子ツアー今季メジャー第2戦、KPMG女子PGA選手権が現地時間12日、ワシントン州のサハリーCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。18歳のブルック・ヘンダーソン(カナダ)がリディア・コ(ニュージーランド)とのプレーオフを制し、この大会で史上最年少優勝を遂げた。日本勢トップの宮里藍は通算8オーバー39位タイで4日間を終えている。
トップと4打差以内に16人が並ぶ接戦となった最終日。後続と1打差の単独トップでスタートしたコは出だしの1番でバーディを奪い幸先の良いスタートを切ると、4番、8番でもスコアを伸ばし、ノーボギーの3アンダーでメジャー3連勝をかけたサンデーバックナインに突入する。
すると、11番でイーグルを奪ったヘンダーソンが13番でもスコアを伸ばし、17番では15メートル以上のロングパットを決め、コと並ぶ首位タイに浮上。一方のコは11番でバーディを奪ったものの、残りをパーセーブとして我慢のプレー。6アンダー65で追い上げたヘンダーソンとプレーオフに突入すると、1ホール目で2打目をピン2メートル以内につけたヘンダーソンがバーディパットを決め、パーとしたコから勝利をもぎ取って、メジャー初優勝を飾った。
日本勢トップの30位タイからスタートした藍は、前半を1オーバーで折り返すと、後半の10番でスコアを落とし、サハリーCCで一番難しいとされる12番パー4でもボギーを叩く。しかし、次の13番でスコアを1つ取り戻し、トータル1バーディ、3ボギーの2オーバー73で大会を終えた。その他日本勢は通算11オーバーで大会を終えた宮里美香が50位タイ。71でスコアをまとめた野村敏京は通算13オーバー63位となった。
4戦連続優勝を狙ったアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)は5バーディ、ノーボギーの内容で通算5アンダー単独3位と惜しくもメジャー優勝には届かなかった。通算2アンダー4位タイには朴ヒーヨン(韓)、リュウ・ソヨン(韓)、イ・ミリム(米)の3人。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.3のレクシー・トンプソン(米)は3アンダー68でスコアを伸ばして22位タイに順位を上げ、同ランク7位のステイシー・ルイス(米)は通算12オーバー58位タイで大会を終えている。