日本人39年ぶりのメジャー制覇なるか 野村、藍ら5人が挑む
2016年6月8日(水)午後5:22
米女子ツアー今季メジャー第2戦、KPMG女子PGA選手権が現地時間9日から4日間、ワシントン州のサハリーCCを舞台に開幕。インビー・パーク(韓)が史上初となるメジャー4連覇に挑む。日本勢は野村敏京、宮里藍ら5人が出場する。
舞台となるサハリーCCは10年に全米シニアオープンゴルフ選手権、98年に全米プロゴルフ選手権など数々のビッグトーナメントを開催してきた。狭いフェアウェイに加え、グリーン周りには多くの罠が待ち受けており、メジャー特有のタフなセッティングとなている。
最大の注目は昨季大会で後続に5打差をつけて通算19アンダーで圧勝したパークだ。この大会でアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)以来となる大会3連覇を達成。今季は親指のケガにより、棄権や欠場が続いて不安視されているが、この大会で勝てばメジャー連勝最多タイ記録となり歴史に名を刻むことになる。
また、1977年樋口久子以来のメジャー制覇に挑む日本勢にも注目だ。一番の有力候補は今季好調の野村だろう。第3戦ISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンで米ツアー初優勝を挙げると、4月のスインギング・スカートLPGAクラシックで2勝目を飾り、これまでコンスタントに上位に食い込んでいる。その他、宮里藍、宮里美香、横峯さくら、上原彩子も39年ぶりの快挙に挑戦。強豪が集うビッグトーナメントでの優勝争いに期待したい。
日本勢以外では、世界ランキング1位のリディア・コ(ニュージーランド)、同ランク3位のレクシー・トンプソン(米)や4戦連続優勝とメジャー初制覇を狙うアリヤ・ジュタヌガーン(タイ)らも出場し大会を盛り上げる。