室田が「66」で25位タイ急浮上 C.モンゴメリーは3連覇へ好位置
2016年5月29日(日)午前11:03
米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦の全米プロシニアゴルフ選手権 presented by キッチンエイドが現地時間28日、ミシガン州ザ・ゴルフクラブ at ハーバー・ショアーズで第3ラウンドの競技を終了。カットライン上で予選通過を果たした室田淳がこの日ベストタイの「66」をマークし、前日の67位タイから25位タイに急浮上している。
2日目の「70」で辛くも決勝ラウンドに進んだ室田は前半、1アンダーで迎えた6番パー4で手痛いダブルボギーを叩くも、9番パー5でイーグルを奪うなど、7番からの4ホールで一気に5つ伸ばす猛チャージを披露。この日4つのパー5で計5つ伸ばす抜け目なさを見せた昨季の国内シニア賞金王は、その後もさらに1つ伸ばして1イーグル、7バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのラウンドで上位に食い込んだ。
初日から首位を走るロッコ・メディエート(米)が通算14アンダーで首位堅持。イーブンパーの足踏みで前日4打あったリードを2打に縮められたものの、ジャック・ニクラウス(米)以来25年ぶりの今大会完全優勝へ王手をかけた。しかし、2打差の単独2位にはこの日3つ伸ばしたコリン・モンゴメリー(スコットランド)が迫っており、大会3連覇を目指す同選手とメディエートの最終日最終組対決から目が離せない。
その他上位は、通算11アンダーの単独3位にジョン・ダルコロッボ(米)。トム・レーマン(米)ら3人が通算10アンダー4位タイに続いた。そのほか、シニアメジャー全5大会制覇を目指すベルンハルト・ランガー(独)はこの日伸ばせず通算9アンダー7位タイ。予選を突破したもう一人の日本勢、崎山武志は2オーバー73とスコアを落として50位タイまで順位を下げている。