米チャンピオンズツアー今季メジャー第2戦の全米プロシニアゴルフ選手権 presented by キッチンエイドが現地時間27日、ミシガン州ザ・ゴルフクラブ at ハーバー・ショアーズで第2ラウンドの競技を終了。4人が出場の日本勢は、崎山武志が通算2アンダー38位タイ、室田淳が通算イーブンパー67位タイで決勝ラウンドに進んだものの、13年王者の井戸木鴻樹と米山剛は予選落ちとなった。

　30位タイから上位進出を目指した崎山は、イーブンパーで迎えた前半9番から2つのパー5で立て続けに2バーディ。しかし、その後の15番から連続ボギーで後退となり、3バーディ、3ボギーのイーブンパー71で足踏みとなった。一方、88位タイから出た室田はバックナインで1つ伸ばし、4バーディ、3ボギーの1アンダー70でカットライン上での予選通過にこぎつけている。

　決勝ラウンド進出を逃した井戸木は前半7番までに3ボギーと立ち上がりから苦しむと、その後の反撃は9番でのバーディのみにとどまり、通算1オーバー79位タイで大会を終えた。また、初日126位タイと出遅れた米山はイーブンパー71と巻き返しならず、通算4オーバー108位タイに終わっている。

　前日トップのロッコ・メディエート（米）が5アンダー66で通算14アンダーとし、単独首位を堅持した。後続との差は7打から4打に縮まったものの、依然として小さくないリードを手に週末へ向かう。そのメディエートとの差を急激に詰めてきたのは、首位と7打差から出たベルンハルト・ランガー（独）。2週連続メジャーVを見据える58歳は、計8バーディを奪う「64」のチャージで首位と4打差の3位タイまで順位を上げている。

　そのほか上位は通算10アンダーの単独2位にジーン・ソアーズ（米）。大会3連覇を目指すコリン・モンゴメリー（スコットランド）はこの日「66」と伸ばしてランガーらと通算9アンダーに並んだ。一方で今季からシニア参戦のジョン・デイリー（米）は初日から「75-74」と苦しみ、通算7オーバー130位タイで決勝ラウンド進出を逃している。