国内女子ツアーのリゾートトラスト レディスが27日、徳島県のグランディ鳴門ゴルフクラブ36を舞台に第1ラウンドの競技を終了。全美貞（韓）が5アンダー67の首位に立ち、1打差の2位タイに成田美寿々、菊地絵理香、森田遥、P.チュティチャイ（タイ）が並んだ。

　10試合のうち予選落ちが5回と調子を落としていた成田は、今季初めての好発進を切った。アウトからスタートした成田は1番から3連続ボギーとスコアを落としたが、次の4番、5番でバーディを奪うと、落ち着きを取り戻し、7番、9番でもスコアを伸ばす。すると迎えた後半は10番から2連続バーディを奪い、14番パー4でも3打目をカップに沈めてトータル7バーディ、3ボギーの内容でホールアウト。持ち前の爆発力で今季初優勝を狙う。

　昨年の5月からケガのため休養をとり、今年4月の「フジサンケイレディス」で復帰した佐伯三貴が、4バーディ、1ボギーの3アンダー69と順調な滑り出しを見せ、イ・ボミ（韓）と並んで6位タイとなっている。約1年間のブランクがあっただけにこの大会で勢いつけたいところだ。

　その他上位には、4バーディ、2ボギーの2アンダー70の内容でプレーした若林舞衣子は比嘉真美子、金田久美子、馬場ゆかり、酒井美紀ら15人と並んで8位タイ。地元徳島出身で前週大会で優勝した鈴木愛は1アンダー71で23位タイとなっている。一方、大会3連覇を狙うテレサ・ルー（台）はイーブンパー72の38位タイと出遅れている。