米チャンピオンズツアーの今季メジャー初戦、リージョンズ・トラディションが現地時間19日、アラバマ州のグレイストーンG&CCで開幕。昨季メジャー2勝を挙げたジェフ・マガート（米）が連覇に挑む。

　翌週にシニアPGA選手権を控え、序盤戦のハイライトとも言えるメジャー連戦がスタート。今季最初の大一番を前に、マガートは2週前の前戦で2位タイに入るなど調子も上向きで、間違いなく優勝候補の一角だ。昨季大会ではケビン・サザーランド（米）とのプレーオフを制してメジャー初優勝を果たし、この勝利を皮切りに年間4勝の大活躍。今季もここでシーズン初白星をつかんで勢いをつけたい。

　そのマガートにとって最大の障壁となりそうなのがベルンハルト・ランガー（独）。今季1勝で開幕からトップ11を外しておらず、平均スコア「68.61」はツアートップ。パーオン率（79.94%）でもトップにつける“帝王”はツアー公式サイト優勝予想でも1位の大本命だ。そのほか、2戦連続Vを目指すイエスパー・パーネビック（スウェーデン）や、2014年王者のケニー・ペリー（米）も目が離せない存在だろう。

　また、今大会がツアー2戦目となる飛ばし屋ジョン・デイリー（米）にも注目が集まる。2週前のデビュー戦では、最終日に痛恨のトリプルボギーを叩きながらも17位タイに入り、ドライビングディスタンスは堂々のトップ（315.8ヤード）。PGAツアーではメジャー（1991年全米プロゴルフ選手権）の大舞台で初白星を飾っているが、シニアツアーでもその再現となるか。