野村が7位タイ、藍は15位タイで最終日へ L.コが今季初Vに王手
2016年3月27日(日)午前11:46
米女子ツアーのキア・クラシックは現地時間26日、カリフォルニア州のパークハイアット・アビアラGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。野村敏京と宮里藍は、ともに日本勢トップの9位タイからスタートし、連日の「69」で回った野村が7位タイに浮上。藍は1つスコアを伸ばし、15位タイで最終日を迎える。
トップとの5打差を縮めるべく3日目に入った野村は、出だしからボギーで出遅れるも、4番、7番と伸ばして前半のうちに1アンダーに持ち直す。後半は出だしのパー5でバーディ先行も、続く11番パー3でボギーと波に乗れず。それでも、そこから2バーディを重ねて5バーディ、2ボギーとし、わずかに順位を上げた。トップとは6打差となったが、最終日のチャージでさらに上位へ食い込みたい。
初日首位タイの好発進を切っていた藍は、5バーディ、4ボギーの1アンダー71でホールアウト。2日続けて順位を下げたものの、約3年ぶりの1桁フィニッシュも十分狙える位置につけている。そのほか、29位タイから出た横峯さくらは、3バーディ、3ボギーで迎えた最終ホールでまさかのトリプルボギーを叩き、3オーバー75で通算2オーバー65位タイに後退となった。
通算14アンダーで今季初勝利に王手をかけたのは、ロレックスランキング(女子世界ランキング)1位のリディア・コ(ニュージーランド)。5バーディ、ノーボギーの「67」で1打差2位タイから浮上し、後続と3打差のトップに躍り出た。一方、前日首位のジェニー・シン(韓)は、この日1つ伸ばすにとどまり、ブリタニー・ラング(米)、パク・スンヒョン(韓)と2位タイに並んだ。また、世界ランク2位のインビー・パーク(韓)は、通算10アンダーの単独5位となっている。