野村、3打差9位T浮上 美香は31位T 藍はエース達成も56位T
2016年3月4日(金)午後4:44
米女子ツアーのHSBC女子チャンピオンズが現地時間4日、シンガポールのセントーサGC ザ・セラポンCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。27位タイから出た野村敏京が通算5アンダーで3打差9位タイに順位を上げた一方、3位タイからスタートした宮里美香は通算1アンダー31位タイに後退となった。
初日の「71」で首位と4打差につけた野村。インスタートとなった2日目は11番からバーディを先行させると、ショートホールの14番でも1つ伸ばして2アンダーで前半を折り返す。すると前日の出入りの激しいゴルフからは一転、後半もノーボギーのまま2バーディを重ねて4バーディ、ノーボギーでホールアウト。安定感あるプレーで着実に上位との差を詰め、今季2勝目も十分狙える位置で週末を迎えることとなった。
一方の美香は出だし1番からボギーで出鼻をくじかれると、迎えた5番から3連続ボギーで4オーバー。その後はスコアを1つ戻すにとどまり、前週覇者のレクシー・トンプソン(米)らとともにトップと7打差の位置につけている。そのほか、2オーバー74で回った横峯さくらは通算3オーバー48位タイに後退。また2010年覇者の宮里藍は、3オーバーで迎えた8番パー3でホールインワン達成も時すでに遅く、1オーバー73のラウンドで通算6オーバー56位タイに沈んでいる。
通算8アンダーのトップに並んだのは今季1勝のハナ・ジャンとイ・ミリム(ともに韓)。1打差の3位タイにポーナノン・パットラム(タイ)とスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が続く。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.3のステイシー・ルイス(米)は通算4アンダー12位タイ。同No.2で昨季覇者のインビー・パーク(韓)は通算3アンダーに1つ落とし、5打差19位タイから残り36ホールでの巻き返しを図る。そのほか、世界女王のリディア・コ(ニュージーランド)は2オーバー74で通算1オーバー41位タイとなっている。