野村が1打差3位タイに浮上! 酒井、永井、美香も予選突破
2016年2月19日(金)午後7:02
米女子ツアーの ISPSハンダ オーストラリアン女子オープンが現地時間19日、オーストラリアのグランジGCを舞台に第2ラウンドの競技を終えた。日本勢トップの10位タイから出た野村敏京は通算7アンダーにスコアを伸ばし、首位と1打差の3位タイに浮上。その他日本勢は酒井美紀と永井花奈、宮里美香が決勝ラウンドに駒を進めている。
初日の「69」で好発進を切った野村は、立ち上がりの12番から連続バーディを奪取。その後はチャンスを決め切れずに17番でこの日最初のボギーを叩いたが、1アンダーでの折り返しから1番、5番と伸ばし続け、最終9番バーディ締めで、5バーディ、1ボギーの「68」にスコアをまとめた。3日目もこの勢いを維持し、優勝圏内で最終日を迎えられるか。
94位タイと後方からのスタートとなった酒井は前半、出入りの激しいゴルフながらイーブンパーで迎えた8番からバーディ、イーグルで3アンダーに。一転してパープレーが続いた後半は1ボギーに終わり、1イーグル、3バーディ、2ボギーの「70」で通算イーブンパー39位タイにつけた。今大会がプロ初戦の永井花奈は2オーバー74のラウンドで、前日の21位タイから酒井と同じ39位タイに順位を下げている。
また、「75」と苦しんだ宮里も通算2オーバー66位タイで辛くも予選通過。一方で、この日1つ伸ばした上原彩子は通算4オーバー91位タイでカットラインに2打及ばなかった。そのほか、「77」と崩れた横峯さくらも通算6オーバー109位タイで予選落ち。アマチュアの岩崎美紀(三芳中3年)は通算10オーバー143位タイ、小貫衣織は通算14オーバー152位タイで大会を終えている。
通算8アンダーで首位に立ったのは、ベテランのカトリオーナ・マシュー(スコットランド)と25歳の新人、ホリー・クライバーン(英)。1打差3位タイには野村、キャロライン・マッソン(独)ら4人が並び、地元出身で一昨季覇者のカリー・ウェブ(豪)が通算6アンダー単独7位につける。連覇を狙う世界女王リディア・コ(ニュージーランド)は、連日の「70」で通算4アンダーとし、初日にコース新の「63」を叩き出したキム・スビン(韓)らと並ぶ11位タイでの折り返しとなった。