国内女子ツアーのファイナルQT（クォリファイングトーナメント＝予選会）が4日、千葉県の紫カントリークラブ すみれコースで最終ラウンドの競技を終了。トップタイから出た沖せいらが1アンダー71でラウンドし、通算6アンダーでトップ通過を果たした。

　通算5アンダーの2位には台湾のベイブ・リュウ。通算4アンダーの3位には、ツアー通算1勝の斉藤愛璃が入っている。また、通算スコアが並んだ場合には、最終日からのスコアが良い方が上位となるレギュレーションにより、今季主戦場の米下部ツアーで1勝を挙げた森田遥が通算3アンダー4位で来季出場権を獲得。昨年の加賀電子カップ覇者の平野ジェニファー（米）が通算2アンダー6位となっている。

　例年上位35名程度には、来季ツアーのほぼ全試合への出場権が与えられるが、2013年にツアー2勝を挙げた比嘉真美子はイーブンパー72とスコアを伸ばせなかったものの、通算3オーバー18位。今季賞金ランク51位で今予選会に臨むこととなった福嶋浩子は前日に続き「75」とスコアを落としながらも、通算5オーバー31位で辛くも出場権を確保している。

　一方で、53位タイから出たツアー通算2勝の馬場ゆかりは1オーバー73とスコアを伸ばせず、通算9オーバー51位。今年8月のプロテストをトップ合格した山口春歌も6オーバー78と崩れ、通算13オーバー74位となっている。また、昨年のファイナルQTを15位で通過した工藤遥加は通算14オーバー80位。ツアー通算2勝の堀奈津佳は通算24オーバー99位に沈んだ。