国内女子ツアーは12月1日からの4日間、千葉県の紫カントリークラブ すみれコースでファイナルQT（クォリファイングトーナメント＝予選会）を開催。その初日ペアリングが30日に発表された。

　ツアープロは試合に出場できないと賞金は稼げない。来年のツアー出場権を争うファイナルＱＴは、いわば“生活権"をかけた過酷なトーナメントなのだ。レギュラーツアーは約90名程度で試合が行われているが、そのうち賞金シードなどの有資格者が約50名、残りの枠はQTのランキング上位から埋める。同予選会で上位35位以内に入れば来年のツアー出場権がほぼ手に入るといわけだ。

　同予選会には、賞金シードを外れたベテラン選手や来季ツアーカードを狙う新人など総勢102名が出場。今季の賞金ランキング51位でシード獲得に約2万円届かなかった福田裕子や、レギュラーツアー3勝の馬場ゆかり、同2勝の23歳、堀奈津佳といった実力者のほか、今季主戦場とした米下部ツアーで1勝を挙げている森田遥ら初シードを目指す選手たちが来季の居場所をかけた戦いに臨む。

　上記4選手はいずれも1番スタートとなり、堀は森田遥、リ・エスド（韓）とのペアリング。馬場は下川めぐみ、ナ・ダエ（韓）と、福田は比嘉真美子、金ナリ（韓）とのティーオフが決まった。また、レギュラーツアー1勝の斉藤愛璃は柳澤美冴、森井菖と同組となっている。