海外女子
元女王Y.ツェンが4年ぶり地元優勝へ 日本勢はW宮里ら4人が出場
2015年10月21日(水)午後6:55
米女子ツアーのアジアシリーズ今季第3戦、フボンLPGA台湾選手権が現地時間22日から、昨年に続き台湾のミラマーGCを舞台に開幕する。復調しつつある地元のヤニ・ツェン(台)が2011年の第1回大会以来の優勝を目指す。
ツェンは2011年から12年まで女子ゴルフの頂点に君臨し、11年には史上最年少の22歳で5回目のメジャー制覇を達成。翌年も3勝を挙げ、109週にわたりロレックスランキング(女子世界ランク)No.1の座を守っていたが、過去3年は低迷し、一時は世界ランクを90位まで落とした。最近は過去4戦でトップ5入りが3回と、復調の兆しを見せている。
「最近はゴルフを楽しむことができている」と語るツェン。最近ではテレサ・ルーらが台頭する台湾女子ゴルフの火付け役として、地元のファンの期待に応えたい。
昨年大会は現世界ランク1位のインビー・パーク(韓)が大会記録の通算22アンダーをマークして優勝。しかし今年はスポンサーの都合もあり不出場となった。世界ランク僅差の2位で追うリディア・コ(ニュージーランド)にとっては、頂点に返り咲く絶好のチャンスとなる。
日本勢では、宮里藍と美香、横峯さくら、野村敏京の4人が出場。美香は2週連続でトップ10入りするなどアジアシリーズ好調で、世界ランクは日本人トップに。賞金ランク78位につける藍は来季シード確保に向けて大事な一戦となる。