I.パークらが地元V狙う 藍は今季シリーズ初参戦
2015年10月14日(水)午後9:06
現地時間15日、米女子ツアーのアジアシリーズ今季第2戦、LPGA KEBハナバンク選手権が韓国・仁川のスカイ72GC オーシャンCを舞台に開幕する。1998年に朴セリ(韓)が全米女子オープンを制して以来、女子ゴルフの人気拡大が続く韓国で、多くの地元選手が熱烈な声援を受けながらもプレーする。
ロレックスランキング(女子世界ランク)No.4のリュウ・ソヨン(韓)が「アメリカでいえばフットボールのよう」と話すほど韓国では人気の高い米女子ツアー。米国とインターナショナルチーム(欧州を除く)の男子対抗戦、ザ・プレジデンツカップの応援のため、先週から韓国に来ていたジュリー・インクスター(米)も、自分の認知度は地元米国よりも韓国のほうが高いと驚いている。
韓国勢力での注目は、昨年2位タイに入った21歳のチョン・インジ。日本ツアーにも参戦し、地元での知名度は以前から高かったが、米ツアーへの本格参加は来季から。今年は3ヶ月の間に世界で6勝を挙げるなどすでにその実力を証明しており、一気に女子ツアーで爆発する可能性もある。
また、リディア・コ(ニュージーランド)から世界ランクNo.1の座を守りたいインビー・パーク(韓)にも注目が集まる。前週にコが2位タイ、パークは15位タイとなったことで両者の差はさらに縮まり、僅差となっている。また、前回ツアー初参戦で優勝したペク・キュユン(韓)も出場。ジェシカ・コルダ(米)は前週大会からの2連勝を狙う。
日本勢では、宮里美香が先週7位タイに入り、レース・トゥ・CMEグローブで29位に浮上するなど好調。18位タイとなった横峯さくらも調子は上向きだ。また、招待選手として今季アジアシリーズ初参戦の宮里藍にも期待がかかる。