現地時間4日に第1ラウンドの競技を終了した米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権。フェデックスカップ・ポイントランキングの上位100名によって争われる今大会は、ポイントランキング下位の選手にとっては第3戦に出場するため、そして上位の選手にとっては年間王者のタイトルのために熱い戦いが繰り広げられている。

　一方で、1か月後の迫ったザ・プレジデンツカップ（10月8日?11日／韓国 ジャック・ニクラウスGCコリア）の出場メンバーは今大会までの成績で決定する。日本勢では松山英樹がインターナショナルチームのポイントランキングで4位につけており自動選出が確定となっている。

　今大会からフォーマットが変更されることがすでに発表されているが、6連覇を狙う米国チームの主将を務めるジェイ・ハースによる、キャプテン・ピックの行方に注目が集まっている。有力候補は、フィル・ミケルソン、ブルックス・ケプカ、ジェイ・ハースの息子であるビル・ハース、そして同ランクで13位と当落線上のビリー・ホーシェルらだ。特にミケルソンはライダーカップも含め、米国チームに20大会連続で選出されており、チームのまとめ役としても期待ができる。ポイントランキングにより選出されないのはプロ転向後で初となるが、本人も「出来ればチーム入りしたい。今週良いプレーができれば、選ばれる可能性もあるだろう」とチーム入りに前向きな姿勢を見せている。

　10位までが自動選出されるポイントランキングでは1位のジョーダン・スピースを筆頭に、2位バッバ・ワトソン、3位ジミー・ウォーカーなど豪華な面々が顔を揃え、またビル・ハースも11位につけているため、今週の結果次第では逆転での自動選出も十分に可能性を残している。

　米国内では来年のライダーカップに向けて若いケプカを起用するべきではないかとの声もあがっており、ジェイ・ハースはギリギリまで頭を悩ませることになりそうだ。