21日、米男子ツアーのフェデックスカップフォール最終戦、ザ・RSMクラシックは米ジョージア州のシーアイランドゴルフクラブで第2ラウンドが終了。来季のフルシード権獲得を目指す久常涼と金谷拓実はともに決勝ラウンド進出を逃した。

　今大会終了後のポイントランク100位までにフルシード（125位までに準シード）が付与される。2日目終了時点の暫定ランクで久常は95位をキープ。一方、99位で最終戦を迎えた金谷はボーダーラインの100位に後退しており、シード獲得は週末の他選手の結果に委ねられることとなった。

　金谷を追う面々では、マット・ウォレス（英）が暫定ランク101位、ビュー・ホスラー（米）が102位で予選を突破。また、イェスパー・スベンソン（スウェーデン）が104位、アンドリュー・パットナム（米）が105位で決勝ラウンドに進んでいる。

　また、長年シードを守ってきたマット・クーチャー（米）もカットライン上で予選突破を果たした。ただ、暫定ランクは114位と大会前から1つ順位を落としており、2007年から維持するシード確保には残り2日間の巻き返しが必須となっている。

　ツアー通算9勝を誇るベテランは、「このまま続けたい…まだゴルフが大好きだし、今でも自分はゴルフ中毒者だと感じている。ここにいるのは楽しいし、若い選手たちに食らいついていくのも楽しい」とコメント。今年6月に47歳を迎えたが、まだまだ心の炎は消えておらず、“崖っぷち”からどのようなゴルフを見せてくれるか注目だ。

（写真：Getty Images）