美香、「読めている」という好調なパットで単独6位に! 決勝Rは「自分のゴルフでマイペースで行きたい」
2015年8月1日(土)午前8:34
(写真提供:Getty Images)
米女子ツアーの今季メジャー第4戦、全英リコー女子オープンゴルフ選手権は現地時間31日、スコットランドのトランプターンベリーリゾートを舞台に第2ラウンドの競技を終了。宮里美香は強風の難コンディションのなかをイーブンパー72で回り、通算4アンダー単独6位となっている。
この日の美香は、4番ボギーのあとの7番でバーディを獲り返すも、直後の8番でボギーを叩いて1オーバーでハーフターン。後半も13番で先にボギーを喫したが、14番ですぐさまバーディを奪取すると、スコアを伸ばしたい17番パー5できっちりバーディを奪って上位戦線に踏みとどまった。
「後半にかけて凄くパンチショットがうまく打てました。ティーショットは悔やまれる部分もありますけど、本当にうまくパーセーブできたというのが大きかった」と2日目を振り返った美香。好調のパッティングについて問われると「今週は読めている。特にショートパットが入ってくれているので、凄く自信になります」と話し、かなりの手ごたえを感じている様子を見せた。
また、単独6位で迎える3日目は「イーブンでいいかなと考えている。パー5でしっかり(バーディを)獲れているので、パー5でしっかり獲って、ミドルホールでもチャンスが来たら(パットを)入れるというような形のゴルフができたらいいなと思います」とコメント。さらに「どんな天候になるか分からないけど、自分のゴルフができたらいいと思いますし、アンダーパーで回りたいという気持ちもありますが、マイペースで行きたいと思います」と決勝ラウンドに向けての抱負を口にしている。
14位タイから出た成田美寿々は4バーディ、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの内容で3オーバー75。それでも通算イーブンパーは15位タイと、残り2日間でのさらなる上位進出に期待したい。
初日53位タイの横峯さくらは、3オーバーで迎えた12番から連続ダブルボギーを叩いてたが、上がり5ホールで2つのバーディを奪う粘りを見せて5オーバー77。通算5オーバー59位タイでぎりぎり予選突破を果たした。
一方、美香とともに初日6位タイ発進を切った大山志保は大乱調。前半に3つのボギーを叩いて後退すると、後半もダブルボギー2つ、トリプルボギー1つを喫して10オーバー82でフィニッシュ。全米女子オープンでは優勝争いを演じたが、通算6オーバー74位タイで決勝ラウンド進出を逃している。
このほか、宮里藍は2バーディ、5ボギー、2ダブルボギーの7オーバー79でプレーし、通算7オーバー85位タイ。野村敏京、渡邉彩香、吉田弓美子の3人は通算9オーバー101位タイ、笠りつ子はこの日11オーバー83の大叩きで通算12オーバーにスコアを落とし、120位タイの下位で予選落ちを喫した。
上位は、この日3アンダー69で回ったスーザン・ピーターセン(スウェーデン)が通算7アンダー単独トップ。2打差の2位タイにロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のリディア・コ(ニュージーランド)、リュウ・ソヨン(韓)など4人がつけている。
「全英リコー女子オープンゴルフ選手権」は全ラウンド生中継!
女子メジャー第4戦。2001年にメジャーへ昇格した大会だ。ロイヤルバークデールGCで行われた昨年大会は、3日目まで穏やかな陽気が続いたが、最終日は強風吹き荒れるタフなコンディションとなった。多くの選手が耐え切れず優勝争いから脱落していくなか、最後まで残ったのは、米国のモー・マーティンだった。マーティンは18番パー5で、あわやアルバトロスというスーパーショットを放ちイーグルを奪取。1打差でメジャー初優勝を果たした。昨年は計11名の日本人選手が出場。2009年の全英オープン開催以降、大規模な改装が行われたターンベリーを舞台に、大輪の花を咲かせることが出来るか、注目だ!
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