米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権が現地時間6日、マサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に第3ラウンドの競技を終了。ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が6アンダー65で回り、通算13アンダーで優勝に王手をかけた。

　2013年大会をトーナメントレコードとなる通算22アンダー（262）で優勝しているステンソン。トップと5打差の7位タイから出たこの日は、立ち上がりの3番をバーディとすると、続く4番パー4では1オンに成功し、イーグルをマーク。さらに、前半残りホールで2つスコアを伸ばし、5アンダーでハーフターンすると、後半は我慢のゴルフが続きながらも最終18番でバーディ。1イーグル、5バーディ、ノーボギーと完璧なラウンドでリーダーボードのトップに躍り出た。前週のザ・バークレイズでも単独2位に入るなど、プレーオフシリーズに入って好調だが、このまま逃げ切って年間王者候補に名乗りを挙げることができるだろうか、

　トップと1打差の単独2位には4アンダー67をマークしたリッキー・ファウラー（米）。こちらもボギーフリーと好調で最終日最終組での戦いはし烈なもののとなりそうだ。通算11アンダーの3位タイにショーン・オヘア（米）、マット・ジョーンズ（米）。通算10アンダーの単独5位にはラッセル・ノックス（スコットランド）がつけている。

　また、2007年にツアーがプレーオフを導入して以来、同シリーズの全トーナメントに出場しているハンター・メイハン（米）が、この日のベストスコアとなる7アンダー「64」を叩きだし11位タイに浮上。現在のフェデックスカップ・ポイントランキングは91位と第3戦出場圏外だが、このポジションをキープ出来れば次戦にコマを進めることが出来る。

　2週連続優勝を狙うジェイソン・デイ（豪）は2オーバー73と、6月の全米オープン以来のオーバーパーを喫しを通算4アンダー25位タイに後退。世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）はイーブンパー71で通算2オーバー64位タイに沈んでいる。