20歳キム・ヒョージュが単独首位スタート L.コは美香らと「笑顔」のラウンドで1打差追走
2015年7月31日(金)午前9:03
(写真提供:Getty Images)
米女子ツアーの今季メジャー第4戦、全英リコー女子オープンゴルフ選手権(スコットランド、トランプ・ターンベリー・リゾート)は現地時間30日に第1ラウンドの競技を終了。韓国のキム・ヒョージュが1イーグル、5バーディの7アンダー65をマークし、リーダーボードの最上段を射止めた。
今月20歳になったばかりのキムは3番から連続バーディを奪うと、8番でもスコアを伸ばして3アンダーで折り返す。後半も出だしの10番をバーディとし、14番パー5ではイーグルを奪取。さらに17番で5つ目のバーディを加え、初日単独首位スタートを決めている。
「ここ数週間はあまり良いスイングが出来ていなかったけど、今日はよくフェアウェイをキープ出来たし、セカンドショットでもグリーンをうまくとらえられたと思う」とこの日のプレーを振り返ったキム。「風が強くなかったのは有難かった。私がプレーしていた時は風もそれほどだったし、雨も降らなかったから」と天候に恵まれたことも首位発進の要因だとしている。
1打差にロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のリディア・コ(ニュージーランド)がつけた。コは2番からの6ホールで4つスコアを伸ばして飛び出すと、後半も2つのバーディを奪って6アンダー66。ツアー通算17勝のクリスティー・カー(米)と2位タイに並んだ。
メジャー最年少優勝に向けて好発進を切ったコは「今日は1ボギーだったし、全英女子だということを考えれば上出来」と初日を総括。さらに「(宮里)美香とブリタニー(・リンシコム/米)という素敵な女性2人とのプレーだったけど、皆楽しみながら笑顔でラウンドするよう努めていた。良いグループでプレーすると好スタートを切れるし、楽しめるもの」とこの日のラウンドを振り返っている。
その他上位陣は、リュウ・ソヨン(韓)、ペク・キュユン(韓)が5アンダー67の4位タイ。美香、大山志保、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)らが4アンダー68の6位タイにつけ、成田美寿々、女王インビー・パーク(韓)などが3アンダー69の14位タイで続いた。
このほか、ロレックスランキングNo.3のステイシー・ルイス(米)が2アンダー70で回って23位タイ。前週のマイヤーLPGAクラシックを制したレクシー・トンプソン(米)は1アンダー71でプレーし、吉田弓美子、ポーラ・クリーマー(米)と同じ37位タイスタートとなった。
また、宮里藍、横峯さくら、渡邉彩香はイーブンパー72の53位タイ、笠りつ子は1オーバー73の80位タイにつけているが、野村敏京は3オーバー75の106位タイと大きく出遅れ。予選突破には2日目以降の巻き返しが必要となっている。
「全英リコー女子オープンゴルフ選手権」は全ラウンド生中継!
女子メジャー第4戦。2001年にメジャーへ昇格した大会だ。ロイヤルバークデールGCで行われた昨年大会は、3日目まで穏やかな陽気が続いたが、最終日は強風吹き荒れるタフなコンディションとなった。多くの選手が耐え切れず優勝争いから脱落していくなか、最後まで残ったのは、米国のモー・マーティンだった。マーティンは18番パー5で、あわやアルバトロスというスーパーショットを放ちイーグルを奪取。1打差でメジャー初優勝を果たした。昨年は計11名の日本人選手が出場。2009年の全英オープン開催以降、大規模な改装が行われたターンベリーを舞台に、大輪の花を咲かせることが出来るか、注目だ!
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