2014年のツアー優勝者のみがエントリーできる米男子ツアーのヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズは現地時間12日、ハワイ州の名門、カパルア・リゾートを舞台に最終ラウンドを行い、ジミー・ウォーカー（米）とのプレーオフの末に米国期待の若手パトリック・リードがツアー4勝目を勝ち取った。

　トーナメントリーダーと2打差の3位タイからスタートしたリードは、3アンダーでラスト4ホールに突入。勝負どころの15番パー5、スコアの伸ばしたいこのホールで渾身のバーディをマークする。さらに勢いに乗る24歳は、続く16番パー4で83ヤードのセカンドショットを直接沈めて値千金のイーグル奪取に成功。17番ボギー、18番バーディでウォーカーと通算21アンダーで並んで勝負をプレーオフに持ち込んだ。

　1打差の3位タイに終わった松山英樹が、悔しさをにじませる中で行われたプレーオフ。3打目がグリーンオーバーしたウォーカーに対し、リードはおよそ5.5メートルのバーディパットをねじ込み、楽園での熱戦に終止符を打った。

　リードは昨年3月のWGC-キャデラック選手権に次ぐツアー4勝目。プレーオフVは、初優勝を飾った2013年8月のウィンダム選手権以来となる2勝目だった。

　なおこの日、ジェイソン・デイ（豪）とクリス・カーク（米）がコースレコードタイの11アンダー『62』をマーク。それぞれ、通算20アンダー3位タイ（デイ）、通算13アンダー14位タイ（カーク）でフィニッシュしている。