米男子ツアーのプレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権が現地時間4日、マサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に開幕し、第1ラウンドの競技を終了。世界ランキングNo.2のジョーダン・スピース（米）は4オーバー75で80位タイと苦しい初日となった。

　前週のザ・バークレイズでは、予選ラウンドを74-73とし決勝ラウンド進出を逃していたスピース。世界ランキングNo.1の座もわずか2週間で手放すこととなり、今週はリベンジをかけての戦いだったが、インスタートの11番でボギーが先行すると、14番までに2つスコアを落とす展開に。15番はバーディとするも、17番から連続ボギーを喫して前半を4オーバーで折り返す。

　後半に入ると1番からの連続バーディで2オーバーまでスコアを戻したものの、その後は1バーディ、3ボギーと再びスコアを落としてホールアウト。4バーディ、8ボギーの内容となったが、スピースが3ラウンド連続でオーバーパーを叩くのは昨年6月以来。ラウンド終了後はメディアに対して口を開くことはなく、2日目の巻き返しへ備えた。

　一方、今大会で優勝すれば世界ランキングNo.1の座につく可能性があるジェイソン・デイ（豪）は、3アンダー68で回り11位タイ。立ち上がりの10番から3連続バーディを決めると、後半に入り4番までに2つスコアを伸ばす。5番、9番でボギーを喫したものの、5バーディ、2ボギーでホールアウト。ここ4試合で3勝とまさに波に乗っているデイだが、2週連続優勝に向けて好スタートを切った。

　リーダーボードのトップは、6アンダー65で回ったブレンドン・デ・ヨング（ジンバブエ）。2打差の2位タイには、ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、リッキー・ファウラー（米）、イアン・ポルター（英）、ルーク・ドナルド（英）らがつけている。

　世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）は1アンダー70で、フィル・ミケルソン（米）、ダスティン・ジョンソン（米）らと並び26位タイ。ジミー・ウォーカー（米）、ジャスティン・ローズ（英）、松山英樹らはイーブンパー71で39位タイとなっている。バッバ・ワトソン（米）は2オーバー73の59位タイとやや出遅れている。