海外男子

R.マキロイ、No.1にも関わらず“死のグループ”に!?　マッチプレー選手権の組み合わせ決まる

2015年4月29日（水）午前9:43

（写真提供:Getty Images）

　現地時間29日から5月3日まで開催される、WGC（世界ゴルフ選手権）のキャデラックマッチプレー選手権（カリフォルニア州TPCハーディングパーク）の1回戦の組み合わせが発表となった。

　今大会から、3日目までの1回戦は各組4人ずつの16組に分かれ、総当たり戦を行う方式に。そして、各組1位の16人が残り2日間で行われる決勝トーナメントに進む。世界ランキング上位16人がまず分かれ、次に17位から32位、33位から48位、49位から64位と、3つのプールから1人ずつが選ばれた。その結果、1回戦はいくつか“死のグループ"が誕生している。

　4人の世界ランクを足した数が一番少なくなったのは、同1位ローリー・マキロイ（北アイルランド）のいる第1組。ビリー・ホーシェル（米）、ブラント・スネデカー（米）のフェデックスカップ歴代年間王者の2人に、全米プロゴルフ選手権覇者ジェイソン・ダフナー（米）の並びは名前だけを見てもやはり強力。マキロイはこの“死のグループ"を勝ち進み、世界No.1の実力を示すことはできるだろうか。

　第4組はバッバ・ワトソン（米）、ルイス・ウーストハウゼン（南ア）、キーガン・ブラッドリー（米）とメジャー制覇経験者3人を擁する。4人目のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）もメジャー制覇はないものの、欧州ツアー通算21勝を誇る実力者だ。

　好調な選手が集まり、世界ランクが示す以上に難しいグループとなったのは第2組だろう。マスターズを制したジョーダン・スピース（米）に始まり、先月のアーノルド・パーマー招待で勝ったマット・エブリー（米）、アジアツアーで優勝したばかりのリー・ウェストウッド（英）、そして半年前にボルボ世界マッチプレー選手権を制したミッコ・イロネン（フィンランド）が顔を並べる。

　第14組はマット・クーチャー（米）にハンター・メイハン（米）と、過去の大会王者が2人いるグループ。第11組もここ2年で米ツアー最多勝利を誇るジミー・ウォーカー（米）とマッチプレーに強いことで知られるイアン・ポルター（英）、メジャー制覇経験者のウェブ・シンプソン（米）が揃う厳しい組となった。

　このほか、マスターズ2位タイに続き先週のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズを制したジャスティン・ローズ（英）は、ライアン・パーマー（米）らのいる第6組。昨季大会王者ジェイソン・デイ（豪）はザック・ジョンソン（米）らと第7組となっている。

　また、日本の松山英樹はアレクサンダー・レヴィ（仏）、ケビン・ナ（米）、ヨースト・ルーテン（オランダ）との第16組に。松山はPGA公式サイトのパワーランキング（優勝予想）でスピースに次ぐ2位にランクされているが、1回戦を順当に突破できたとしても、決勝トーナメントでまず当たるのはマキロイのいる第1組の勝者。マスターズ以来初の実戦となる松山にとってタフな戦いとなることは間違いない。

※以下、1回戦の組み合わせ

■グループ 1
ローリー・マキロイ
ジェイソン・ダフナー
ビリー・ホーシェル
ブラント・スネデカー

■グループ 2
ジョーダン・スピース
ミッコ・イロネン
リー・ウェストウッド
マット・エブリー

■グループ 3
ヘンリック・ステンソン
ジョン・センデン
ビル・ハース
ブレンドン・トッド

■グループ 4
バッバ・ワトソン
ミゲール・A・ヒメネス
ルイス・ウーストハウゼン
キーガン・ブラッドリー

■グループ 5
ジム・フューリック
ジョージ・クッツェー
マーティン・カイマー
トンチャイ・ジェイディ

■グループ 6
ジャスティン・ローズ
マーク・リーシュマン
ライアン・パーマー
アニルバン・ラヒリ

■グループ 7
ジェイソン・デイ
チャーリー・ホフマン
ザック・ジョンソン
ブランデン・グレイス

■グループ 8
ダスティン・ジョンソン
マット・ジョーンズ
ビクトル・ドゥブイソン
チャール・シュワーツェル

■グループ 9
アダム・スコット
フランセスコ・モリナリ
クリス・カーク
ポール・ケイシー

■グループ 10
セルヒオ・ガルシア
トミー・フリートウッド
ジェイミー・ドナルドソン
ベルント・ウィースバーガー

■グループ 11
ジミー・ウォーカー
ゲーリー・ウッドランド
イアン・ポルター
ウェブ・シンプソン