パット・ゴスの教えでショートゲームに手応えの有村が8位T浮上!「最終日に3つ、4つ伸ばさないと順位が上がらない世界」
2015年6月28日(日)午前11:23
米女子ツアーのウォルマート NWアーカンソー チャンピオンシップ presented by P&Gが現地時間27日、アーカンソー州のピナクルカントリークラブを舞台に日没順延となっていた第1ラウンドの残りと第2ラウンドの競技を終了。チェ・ナヨン(韓)が通算13アンダーで単独首位に立つ中、暫定9位タイから出た有村智恵が通算8アンダー8位タイに浮上した。
有村はこの日、第1ラウンドの最終ホールからプレーを開始。同ホールををパーで締めると、迎えた第2ラウンドは出だし1番からバーディ発進を切った。そこから前半のうちに2バーディを重ねて3アンダーで折り返すと、後半にも1つスコアを伸ばして5バーディ、1ボギーの4アンダー67でホールアウトしている。
今大会がレギュラーツアー今季3戦目となる有村は「チャンスについたホールでしっかり決めることができたので、パッティングの調子が良かった」とこの日を振り返りながら「パット・ゴスに学んだことをずっとトライしていて、すごく良いイメージで回れている。ほんとに良いパーセービングパットを決めることができた」と話すなど、6月より指導を受けている新コーチのパット・ゴスの影響でショートゲームに手応えを感じていると明かした。
有村が話すように第1ラウンドは27パット、第2ラウンドは26パットと好調なパッティング、ショートゲームを武器に最終日の上位フィニッシュに期待が高まる。
最終日はトップと5打差からのスタートとなったが「このツアーは最終日に1つ、2つスコアを伸ばしたくらいではかなり順位が落ちる世界っていうことは分かっているので、3つ、4つ伸ばさないと順位は上がらないと思う。昨日までのスコア以上のものを出さないといけないので、そういう気持ちでしっかり一つ一つを丁寧にやっていきたい」と残り18ホールに向けた意気込みを表している。
第1ラウンドの12ホール目(3番)からプレーした宮里美香は、3番、9番のバーディで2つスコアを伸ばして第2ラウンドへ。そこからの前半を1アンダーで折り返すと、バックナインでは11番からの4ホールで3バーディを奪い、18ホールを5バーディ、1ボギーの4アンダー67でホールアウト。この日のプレーで一気に6つスコアを伸ばし、日本勢トップの4位タイにつけている。
トップと2打差の2位タイにはアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)とM.J.ハー(韓)。ディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス(米)は、通算9アンダーで美香と並ぶ4位タイにつけている。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)は通算1アンダーでミッシェル・ウィー(米)、モーガン・プレッセル(米)らとともに予選落ちとなった。
第1ラウンド後半16番からプレーを始めた野村敏京は、上がり3ホールを1ボギーで終えると、その後の18ホールを3アンダー68でホールアウト。通算5アンダーにスコアを伸ばし、26位タイに順位を上げた。横峯さくらは通算4アンダー32位タイで予選通過。その一方、宮里藍は通算イーブンパー、上原彩子は通算2オーバーでともに予選敗退となった。上原は「パッティングが全ての流れを悪くしていると思うのでそこを重点的にやる必要がある」としながら「それ以外にも課題はあるのでオープンウィークで調整しながら全米女子オープンに臨みたい」と今後への意気込みを表している。
ウォルマート NWアーカンソー チャンピオンシップ presented by P&Gは全ラウンド生中継!
2007年からスタートした大会。昨年は、最終ラウンドで「65」をマークしたステイシー・ルイスが4打差を逆転し優勝。2位にはそのステイシー・ルイスに代わり、今年世界ランクNo.1の座に着いたリディア・コ、クリスティー・カー等、ビッグネームが上位に名を連ねた。昨年こそ日本勢の活躍は目立たなかったが、2012年に宮里藍が優勝、2013年に宮里美香が2位と好成績を残しており、日本勢と相性が良い大会だ!
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