A.ラヒリが欧州ツアー初V! 最終日は5打差を逆転
2015年2月9日(月)午後4:05
欧州&アジアン両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンは現地時間8日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日の『62』で一気に優勝戦線に食い込んできたアニルバン・ラヒリ(インド)が、上位陣が伸び悩んだ最終日に4アンダー68をマークし、通算16アンダーで欧州ツアー初優勝を達成した。
アジアンツアー5勝、昨年は同ツアーの最優秀選手にも選ばれた実力者が大外からまくって見せた。今週トップグループが通算11アンダーまでスコアを伸ばした予選ラウンドを終えて、通算2アンダー21位タイにつけていたラヒリは、ムービングデーに10アンダー62のビッグスコアをたたき出して単独5位まで浮上。それでもこの時点でトップとの差は「5」ストロークあった。
勝つためには攻めるしかない最終日、序盤から猛攻を仕掛けたラヒリは、5番までに4バーディを奪取。これに焦れたのかトップ発進の最終組、ベルント・ウィースバーガー(オーストリア)が、5番パー5で痛恨のダブルボギー。以降、ウィースバーガーが2オーバーと完全に勢いを失ったのに対し、ラヒリはイーブンパーにまとめ、逆転劇に終止符を打った。
1打差の単独2位にウィースバーガー。アブダビでの6位タイ、カタールでの単独3位、ドバイでの4位タイに続き、優勝まであと一歩と迫ったが、ツアー3勝目はまたしてもお預けとなった。以下上位陣は、通算13アンダー3位タイにアルハンドロ・カニサレス(スペイン)とポール・ワーリング(英)、通算11アンダー5位タイに昨季覇者のリー・ウェストウッド(英)。
昨年膝の手術を受け、昨年11月以来のトーナメントとなったポール・マクギンリー(アイルランド)は、通算11オーバーで予選通過者中最下位の73位タイに終わったが、4日間を完走出来たのは大きな収穫だった。尚、今大会日本勢唯一出場の川村昌弘は、シーズン初戦で予選通過ならず。次週のトゥルー・タイランド・クラシックでの巻き返しに期待したい。
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