三つ巴のPO制しJ.スピースが2勝目！ 来月のマスターズに弾みをつける
2015年3月16日（月）午前9:40
（写真提供:Getty Images）
次世代アメリカ期待の星が、米ツアーで待望の2勝目をゲットした。
米男子ツアーのバルスパーチャンピオンシップは現地時間15日、フロリダ州のイニスブルックリゾート・カッパーヘッドコースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日トップのライアン・ムーア（米）がバックナインで突如としてスコアを落とし優勝戦線から脱落する中、三つ巴のプレーオフを制したジョーダン・スピース（米）が2013年のジョンディア クラシック以来となる待望のツアー通算2勝目を達成した。
この日、1打差の単独2位から出たスピースは、出だしの1番＆2番で連続バーディを奪う最高の立ち上がりを見せるも、5番＆6番の連続ボギーで前半はスコアを伸ばせず。それでも後半は13番＆14番で再び連続バーディを呼び寄せるなど、2アンダー69と安定したスコアをマークして、通算10アンダーで並んだパトリック・リード（米）、ショーン・オヘア（米）と共に、プレーオフに突入する。
サドンデスは通称「スネークピット（蛇の穴）」と呼ばれる16番からの3ホールで行われた。18番パー4で行われた1ホール目、16番パー4で行われた2ホール目は3人ともにパーを分け合い、迎えた17番パー3。ティーショットをピンから約10メートルの位置につけた米期待の21歳は、この難しいバーディパットを見事にねじ込んで激戦に終止符を打ち、天高く両のこぶしを突き上げてみせた。
昨年末には、オーストラリアン オープン（豪州ツアー）、そしてヒーロー ワールドチャレンジ（米非公式競技）で2週連続優勝を飾ったものの、米ツアーでの勝利は実に2シーズンぶり。この1勝で来月のマスターズ（4月9?12日／ジョージア州オーガスタナショナルGC）がさらに楽しみになってきた。
以下上位陣は、プレーオフで敗れたリードとオヘアが2位タイ、通算9アンダー単独4位にヘンリック・ステンソン（スウェーデン）。この日、単独トップスタートのムーアは12ホールを終えて2アンダーとしたところまでは良かったものの、13番からの6ホールで3ボギー（ノーバーディ）を喫し1オーバー72の大ブレーキ。結局、通算8アンダー単独5位で4日間の競技を終えている。
尚、今大会に日本勢として唯一出場した石川遼は、通算5オーバー103位タイで3戦連続の決勝ラウンド進出はならなかった。
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バルスパーチャンピオンシップは全ラウンド衛星生中継！
フロリダスイング第3戦。PGAツアー屈指の難コース、イニスブルックリゾート・カッパーヘッドコースで行われる。16番ホールから18番ホールは通称「スネークピット（蛇の穴）」と呼ばれ、その名の通りコース終盤にして最難関の３ホールが待ち構える。昨年大会で25位タイに入った石川遼が、今年も参戦！
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