王者R.マキロイ、貫禄のマッチプレー制覇!快進撃のG.ウッドランドも脱帽「彼はサメのようだ」
2015年5月4日(月)午前9:33
(写真提供:Getty Images)
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラック・マッチプレー選手権は現地時間3日、カリフォルニア州のTPCハーディング・パークを舞台に5日目の競技を終了。順延されていた準々決勝の一部と準決勝、3位決定戦、決勝が行われ、世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)が決勝でゲーリー・ウッドランド(米)を4アンド2で制し、見事優勝を果たした。
決勝は両者ともに序盤でボギーを連発したが、マキロイが5番から3連続バーディを奪うなど一気に4アップに。ウッドランドも11番を制し、12番のバーディで2ダウンまで挽回したが、それ以上は詰められなかった。13番はともにボギーとなり、14番はウッドランドがボギー。16番でウッドランドのコンシードにより勝負が決した。
惜しくも優勝を逃したウッドランドは「13番のパットを外したのが大きかった。マキロイはサメのようだ。隙を見せたら、勝つことは難しい」と世界No.1の力に脱帽。今大会の開幕前は世界ランク52位だった30歳は、グループマッチで同11位のジミー・ウォーカー(米)、同28位のイアン・ポルター(英)、同47位のウェブ・シンプソン(米)と格上の3選手を破って決勝トーナメントに進出。ベスト16ではマーク・リーシュマン(豪)相手に2アンド1、準々決勝ではジョン・センデン(豪)相手に5アンド3と快勝し、勢い良くベスト4に進出した。
そして、迎えた準決勝の相手はダニー・ウィレット(英)。一時、2ダウンにまで持ち込まれたものの、相手のミスにも付け込んでフロントナインのうちに逆転すると、最後は16番で約4.5メートルのバーディパットを沈めて勝利を収めた。今季は、昨年11月の開幕から4試合で3度トップ5入りを果たすなど好調なスタートを切っていたが、2015年に入ってからは4度予選落ちを喫するなど、勢いに陰りが見えていただけに、準優勝の快進撃により再び調子を取り戻すきっかけとなるだろうか。
マキロイは準決勝では、ジム・フューリク(米)に逆転の1アップ勝ちを収め、この日一番の名勝負を演じていた。1ダウンの17番でバーディを決め、オールスクエアに持ち込むと、最後は約13メートルのイーグルパットを沈めて劇的に勝利。フューリクも最終ホールでバーディを決めたが、及ばなかった。マキロイは上がり3ホールをバーディ、バーディ、イーグルと圧巻の締めだった。
また、前日にサスペンデッドとなっていた準々決勝では22ホール目にバーディを決めてポール・ケイシー(英)との戦いに決着をつけている。
マキロイは今大会、終盤の逆転勝ちを連発。ケイシーには17番に追いついての逆転勝利で、グループマッチ最終戦でもビリー・ホーシェル(米)相手に2ホールを残して2ダウンの場面から追いついた。「不利な場面から逆転し、メンタルの強さを発揮できたことを本当に誇り思う。2つ目のWGCタイトル、そして今季初のアメリカでの勝利。嬉しくない訳がないね」と自らをねぎらった。世界ランク1位の選手がマッチプレーを制したのはタイガー・ウッズ(米)に続き史上2人目となった。
3位決定戦ではウィレットがフューリクを3アンド2で下している。
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