国内男子ツアーのブリヂストンオープンゴルフトーナメントは26日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位から出た小田孔明が通算15アンダーまでスコアを伸ばし、5月の関西オープンゴルフ選手権競技以来となる今季2勝目を挙げた。

　2位と3打差でスタートした小田は16番までに3つスコアを伸ばすも、17番パー3でボギーを叩き、通算14アンダーで先にホールアウトしていた藤田寛之と並ぶ。しかし、最終18番パー5で見事にバーディを奪い返し、5バーディ、2ボギーの3アンダー68で逃げ切りVを決めた。さらに小田は優勝賞金3,000万円を加算し、賞金ランキングでも藤田を抜いてトップに浮上している。

　一方、5打差の11位タイから出た藤田は、『65』をマークした前日に続く猛チャージを披露。前半で3つ、後半で5つのバーディを奪って8バーディ、1ボギーの7アンダー64でホールアウト。ライバルの小田にプレッシャーをかけたが一歩及ばなかった。しかし、単独2位に入ったことで小田との賞金差はわずか約600万円。今季残り6戦、目の離せない展開が続きそうだ。

　その他の上位陣は、首位と3打差の3位タイに竹谷佳孝、薗田峻輔、宮本勝昌が並び、通算11アンダー6位タイには賞金ランク3位の岩田寛、片山晋呉らが入っている。また、単独2位から逆転を狙った矢野東はイーブンパー71とスコアを伸ばせず通算9アンダー15位タイまで後退。ホストプロの池田勇太も5オーバー76と崩れ、通算9オーバー単独65位でトーナメントを終えている。