世界ランクNo.2の“第5のメジャー"は、まさかの幕開けとなった。

　現地時間7日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に行われた米男子ツアーザ・プレーヤーズ選手権の第1ラウンド。パワーランキング（優勝予想）3位と、今季3度目の優勝を期待されているジョーダン・スピース（米）だったが、想定外のボギー連発で109位タイと大きく出遅れた。

　スピースは世界ランクNo.1のローリー・マキロイ（北アイルランド）、同7位のジェイソン・デイ（豪）とともにインスタート（午前8時39分）した。出だしから連続ボギーを叩くなど、1バーディ、3ボギーでハーフターン。後半は2番でバーディを奪うも、続く3、4番と連続ボギーを喫し、2バーディ、5ボギーの3オーバー75でラウンドした。

「幸運なことに、僕たちの組は次のラウンドまで時間がある」と1日目の終了時間から2日目の開始時間（午後1時49分）まで約24時間あることを前向きに捉えた。「いつもはうまくプレーが出来ているのだが、今日は本当に悪い。こういう時は誰にだってよくあること。けれど一刻も早く改善策を見つける必要がある」と2日目の挽回を図っている。

　オーガスタの地で4日間トップを独走し、「270」の最少スコアタイでグリーンジャケットを手にしたスピース。今季は12試合に出場し、優勝2回、トップ10入り7回、現在まで予選落ちはファーマーズ・インシュランス・オープンのみと抜群の安定感をキープしている。

　果たして2度目の予選落ちとなってしまうのか、それともマスターズ・チャンピオンの実力を見せつけることができるのだろうか。

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