松山、最終戦出場決定! 通算4アンダー20位タイ
2014年9月8日(月)午前8:50
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松山英樹が終盤の驚異的な粘りで最終戦への切符を手に入れた。
米男子ツアーのプレーオフシリーズ第3戦 BMW選手権は現地時間7日、コロラド州のチェリーヒルズCCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、15位タイで出た松山は4バーディ、3ボギーの1アンダー69でホールアウト。通算4アンダーで20位タイに入り、フェデックスカップ・ポイントランキング28位でシリーズ最終戦のツアー選手権(11?14日/ジョージア州イースト・レイクGC)出場を決めた。
1オーバーで迎えた17番パー5。松山はティーショットを右のフェアウェイバンカーに入れピンまでは228ヤードを残した。さらにアイランドグリーンと2オンを狙うにはリスクを伴う状況。それでも「ライが良くアゴも低かったのでいくしかないと思った」と果敢に攻めた。すると決意の第2打はグリーンを捉えピンそば4メートルへ。イーグルこそならなかったが、確実にバーディパットを沈めスコアをイーブンに戻した。
続く最終18番では残り162ヤードの第2打をピン手前2メートルに寄せるスーパーショット。ここからバーディパットをしっかり決めて最終戦出場を手繰り寄せた。
この日は4番でバーディを先行させながら5番、8番をボギーとし1オーバーでハーフターン。「途中苦しい展開だった」と振り返ったが、その後は粘りを見せて上がり2ホールの連続バーディにつなげた。
今季はルーキーシーズンながらビッグイベントのザ・メモリアル・トーナメントでツアー初優勝。プレーオフでもポイントランク上位30人しか進めないツアー選手権への出場を決めた。日本人としては2008年の今田竜二以来6年ぶりとなる晴れの舞台。しかし松山は「こんなゴルフでトップ30に入っていいのかなと思う」と厳しい評価をつけた。
普通なら最終戦でのプレーに興奮を抑えられないはずだが、抱負を聞かれると「ショットは悪いなりなので、後はパターだけかなと思います」。日本の若武者はどこまでも冷静だった。