ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCで華々しく開幕した“ゴルフの祭典”第79回マスターズ。現地時間10日に行われた第2ラウンドで、世界ランキング7位の男が新たな記録を樹立した。

　米男子ツアーのドライビングディスタンスNo.1であるダスティン・ジョンソン（米）が、マスターズ史上初となる1ラウンドで3つのイーグルを奪取した。立ち上がりの2番で1つ目を奪うと、中盤の8番、終盤の15番と3つのパー5でイーグルをマーク。「いつもと同じように打っただけだよ。今日は風が強かったから大変だったけれど、（イーグルを獲ったホールでは）アジャストして素晴らしいショットを打つことができた」と振り返った。

　さらに、前例にないことを知ったジョンソンは「かなり特別なことで本当に嬉しい」と笑顔でコメント。マスターズでは、イーグルを達成した選手に対してペアのクリスタルグラスが贈呈されるが、ジョンソンは今回で14個目。自宅のオフィスに保管する予定だという。

　30歳のジョンソンは、今季6試合に出場。トップ10入りを4度果たし、WGC-キャデラック選手権ではツアー9勝目を飾った。現在、首位のジョーダン・スピース（米）と7打差の通算7アンダー3位タイにつけており、持ち前の飛距離を武器に決勝ラウンドで逆転Vを目指す。果たして、通算10勝目を初のメジャー優勝で決めることができるだろうか。

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