“ゴルフの祭典”マスターズ（ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC）は現地時間9日に第1ラウンドの競技を行い、世界ランキングNo.1でメジャー2連勝中のローリー・マキロイ（北アイルランド）は1アンダー71でプレー。日本の松山英樹、ディフェンディング・チャン　ピオンのバッバ・ワトソン（米）らと並ぶ18位タイでホールアウトした。

「今日は我慢強くいこうと自分自身に言い聞かせていた」というマキロイは10番までイーブンパー（1バーディ、1ボギー）でラウンド。難しい11番パー4のボギーで一時オーバーパーとなったが、冷静さを保って13番、15番のパー5でバーディを重ね、3バーディ、2ボギーの1アンダーで初日を終えた。

　単独首位のジョーダン・スピース（米／8アンダー64）とは7打差あるが、ジェイソン・デイ（豪／5アンダー67）ら4人の2位グループとは4打差とまずまずの位置につけた25歳のマキロイ。「風も少しあったし、ピンポジションも難しかったから、アンダーパーは凄くいいスコアだと思う。バックナインの2つのパー5でバーディが奪えたのが良かった。今日の出来に凄く満足しているよ」とこの日のラウンドを振り返った。

　また、ジーン・サラゼン（米）、ベン・ホーガン（米）、ゲーリー・プレーヤー（南アフリカ）、ジャック・ニクラウス（米）、タイガー・ウッズ（米）に次ぐ史上6人目となるキャリアグランドスラムに王手をかけているマキロイだが、そのことについては「もちろん今大会で何を成し得ることが出来るのかは知っている。でもそのことはあまり考えないようにしている」とコメント。「今日は凄くいい一日になったけど、もっといいプレーが出来ると思う。明日はもう少し良くなるように努力するよ」と、一日一日集中してプレーするだけだと話している。

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