大山がFWキープ率100%、パーオン率88.89%とショット好調で3差2位タイ浮上! 美香は悪い流れを払しょくできず、無念の予選落ち
2015年7月11日(土)午後1:38
(写真提供:Getty Images)
現地時間10日、ペンシルベニア州のランカスターCCを舞台に順延となっていた第1ラウンドの残りと第2ラウンドの競技を終了した今季メジャー第3戦、全米女子オープン。エイミー・ヤン(韓)が通算7アンダーで単独トップに立つなか、大山志保が4アンダー66でラウンドし、通算4アンダー2位タイに浮上した。
今大会の開幕直前にロレックスランキング(女子世界ランキング)による出場権を手にした大山。第2ラウンドでは、立ち上がりからボギーが先行する苦しい展開となるものの、前半のうちに取り返すと、バックナインでは4バーディ、ノーボギーと完璧なプレー。特にフェアウェイキープ率が100%、パーオン率も88.89%とショットが安定したことが、4アンダー66の好スコアにつながった。
また、22歳の葭葉ルミも健闘。前日は2オーバーとなった12ホール消化時点でサスペンデットとなったが、再開後にイーブンパー70までスコアを戻すと、第2ラウンドでは4バーディ、2ボギーの2アンダー68をマーク。ロレックスランキングNo.1のインビー・パーク(韓)、カリー・ウェブ(豪)、モーガン・プレッセル(米)らそうそうたる面々と並び通算2アンダー5位タイで予選ラウンドを終えている。
その他に、日本勢は6名が予選を突破。上原彩子、鈴木愛、穴井詩が通算1オーバー20位タイ、今季国内ツアー1勝の菊地絵理香は通算2オーバー32位タイで決勝ラウンド進出を決めた。横峯さくらは3オーバー73と苦しみながらも、森田遥と同じ通算4オーバー54位タイで辛くもカットラインを上回った。
一方で、ともに第1ラウンドで出遅れた米ツアー常駐組の野村敏京と宮里美香は悔しい結果に。野村は通算7オーバー77位タイ、直前のウォルマートNWアーカンソー選手権で今季自己ベストの単独2位に入っていた宮里は、第1ラウンドで5ボギー、1ダブルボギーの7オーバー77と大きく出遅れると、この日もパーオン率が55.6%と悪い流れを払しょくすることが出来ず。3バーディは奪ったものの、2ボギーを喫して1オーバー71。通算8オーバー91位タイで予選落ちとなっている。
アマチュアの山口すず夏(鵜野森中3年)は6オーバー76と崩れ通算9オーバー102位タイ、松森彩香は通算16オーバー147位タイ、今季国内ツアー2勝の成田美寿々は2ラウンド連続の「79」と苦戦続きの2日間となり、通算18オーバー151位タイで大会を後にすることとなった。
大山と同じ通算4アンダー2位タイには、ロレックスランキングNo.3のステイシー・ルイス(米)。ディフェンディング・チャンピオンのミッシェル・ウィー(米)は2アンダー68で回り、通算イーブンパーでリュウ・ソヨン(韓)、キム・セイヨン(韓)らと同じ12位タイにつけた。同No.2のリディア・コ(ニュージーランド)は2オーバー72とスコアを落とし、通算2オーバー32位タイで週末での巻き返しを狙う。
全米女子オープンゴルフ選手権 conducted by the USGAは全ラウンド生中継!
女子メジャー第3戦。今年の開催地ランカスターCCは、1900年に設立されたペンシルバニア州随一のプライベートクラブだ。混戦の昨年大会を制したのは、かつて天才少女と呼ばれたミシェル・ウィーだった。24歳にして11回目の出場を誇るヤングベテランは、首位タイで最終日を迎えると、安定したプレーを続けバックナインへ。16番でダブルボギーを喫するも、続く17番で値千金のバーディーを奪い、2打差で待望のメジャー初優勝を飾った。日本人選手は横峯さくらが7位T、森田理香子が35位、成田美寿々が55位、アマチュアの橋本千里が68位でフィニッシュしている。日本勢悲願のタイトルへ向け、今年もなでしこ達が世界に挑戦する。
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