藍、2打差5位タイで最終日へ メジャー初制覇なるか
2016年4月3日(日)午前11:10
米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションが現地時間2日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。宮里藍は1アンダー71で回り、トップと2打差の5位タイで最終日を迎えることとなった。
トップタイから出た藍は、5番パー3のティーショットでべたピンにつけてバーディを奪取。しかし、前半最後の9番パー5で3パットのボギーを叩き、フロントナインはイーブンパーで折り返す。後半はバーディチャンスがほとんどない我慢の展開となったが、13番、17番とバンカーからのピンチを凌いでスコアカード通りに回ると、最終18番パー5ではフックラインのパットを読み切ってバーディ。2バーディ、1ボギーの内容で順位は落としたものの、メジャー初制覇、そしてツアー節目の10勝に向けて優勝争い圏内で3日目を終えた。
その他の日本勢では、上原彩子が1アンダー71で回り、通算2アンダー33位タイに浮上。今季1勝の野村敏京も「71」をマークし、通算イーブンパー47位タイとなっている。一方、25位タイから出た宮里美香はノーバーディ、2ボギーと苦戦し、野村と同じく47位タイに後退。「71」で回った大山志保も47位タイとなっている。
優勝に王手をかけたのは、藍と最終組で回ったレクシー・トンプソン(米)。10番までは1オーバーと苦しんだものの、15番からの連続バーディで一気にアンダーパーに持ち込むと、最終18番パー5では持ち味の飛距離を発揮して2オンのイーグル。3アンダー「69」で通算10アンダーまでスコアを伸ばした。
通算9アンダーの2位タイには、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のリディ・コ(ニュージーランド)、アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、チョン・インジ(韓)が並んだ。ミッシェル・ウィー(米)、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、リー・アン・ペース(南ア)らが通算7アンダー7位タイにつけている。イ・ボミ(韓)は14番でダブルボギー、16番から連続ボギーを喫するなど後半に崩れて、通算5アンダー16位タイに後退している。