「80」叩いて苦笑いのR.マキロイ、まさかの150位タイ発進「実際以上に難しそうなコースに見せてしまった」
2015年5月29日(金)午前9:53
(写真提供:Getty Images)
欧州ツアーのドバイデューティフリーアイリッシュオープン hosted by ザ・ローリーファウンデーションが現地時間28日、北アイルランドのロイヤルカウンティダウンGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。世界ランクNo.1でトーナメント・ホストのローリー・マキロイ(北アイルランド)が9オーバーの「80」を叩き、150位タイと大きく出遅れた。
午前中のラウンドは冷たい風に雨も降り、難コンディションに。大部分の選手がオーバーパーで回るなか、マキロイはさらにひどくノーバーディ、9ボギーだった。「コース上は思ったほど風が強くなく、中途半端なプレーをしてしまった。グリーンを外して3メートル前後のパーパットがたくさん残り、すべて外してしまった」と苦笑い。さらに「実際以上に難しそうなコースに見せてしまった」と笑う余裕を見せた。
一方、賞金については全額寄付すると約束していたため、深刻な表情。「自分だけじゃなくて、ほかの人たちのためにも良いプレーがしたかった。明日は同情ではなくて本当の拍手を受けて回りたい」と巻き返しを誓った。
「目標はバーディを重ねていくこと。まず、どこかで最初のバーディを取ることだ。過去の2年間は予選落ちだったが、3年連続になるのは避けたい。最低限、明日はそこを目指して戦い、カットラインに向けてなんとか食い込んでいきたい。予選通過できれば最高だ」と意気込んでいる。
首位スタートを切ったのは、4アンダー67で回ったパドレイ・ハリントン(アイルランド)とマクシミリアン・キーファー(独)。ハリントンは10ホールを終えて1オーバーだったが、11番からの6ホールで5バーディを決めた。3月に米ツアーで優勝しているが、欧州ツアーでは2008年以降勝利がない。一時5アンダーまでスコアを伸ばしていたキーファーは、ツアー初勝利を狙う。
「9、10ホール目を過ぎた辺りで\良いショットを打つんだ。ビビることはない"と自分に言い聞かせた」というハリントンは「過去の経験から分かっているのは、ここから先は色々な戦い方ができるということ。私の選択肢は2つだ。2日目以降を必死にプレーして独走態勢を目指すか、普段通りのプレーを続けて日曜の午後に勝負を賭けるか」と今後の戦い方についてコメントしている。
3アンダー68の単独3位はソレン・ハンセン(デンマーク)。ルーク・ドナルド(英)が1アンダー70で7位タイにつけた。マキロイと同組で回ったリッキー・ファウラー(米)はイーブンパーでホールアウトし、アーニー・エルス(南ア)らと並ぶ14位タイとまずまずのスタートを切っている。そのほか、リー・ウェストウッド(英)は3オーバーのラウンドで67位タイ。マーティン・カイマー(独)は8オーバー79と崩れ、143位タイとなっている。
ドバイデューティフリーアイリッシュオープン hosted by ザ・ローリーファウンデーションは1?3日目を生中継!
アイルランドのナショナルオープンとして行われる一戦。今年から地元出身のローリー・マキロイがホストを務める。昨年はフィンランドのミッコ・イロネンが初日から最終日まで、一度も首位を譲ることなく完全優勝を果たした。
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