K.スタドラー完全V王手! M.カイマー単独4位浮上
2014年7月6日(日)午前9:35
ケビン・スタドラー(米)が前日までの貯金を生かし完全優勝に王手をかけた。
欧州ツアーのアルストム・オープン・デ・フランスは現地時間5日、2018年のライダーカップの開催地に選ばれているフランスのル・ゴルフ・ナショナルを舞台に第3ラウンドの競技を終了。初日から首位を走るスタドラーはこの日1バーディ、2ボギーの1オーバー72とスコアを落としたものの、通算9アンダーで後続に4打差をつけ依然としてトーナメントをリードしている。
「今日は我慢のゴルフ。パーばかりが続いたし、取り立てて内容が良かったわけではない。でも全体としては悪くない。この位置で最終日を迎えられるんだからね」とスタドラー。今年2月に念願の米男子ツアー初優勝を挙げた二世プロのヨーロッパ初勝利なるか注目だ。
後続は2つスコアを伸ばしたアジアの鉄人トンチャイ・ジェイディ(タイ)が通算5アンダーでビクター・リウ(仏)と共に2位タイ。我慢比べのムービングデーに1アンダー70で回った全米オープンチャンピオンのマーティン・カイマー(独)が通算3アンダー単独4位に浮上した。ラウンド後は「ケビン(スタドラー)は余程このコースが好きなんだろうね。最終日彼に良いプレーをされたら追いつけないけれど、とにかくベストを尽くしたい」と抱負を口にしている。
また、ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は2オーバー73と崩れ、通算1アンダーで前日の4位タイから7位タイに後退。それでも「このコースでは誰もが75や76を叩く可能性がある。その意味で明日66、67をマークすれば展開はわからない」と連覇を諦めない姿勢を見せた。
尚、今大会は全英オープン予選も兼ねており、まだメジャー切符を持っていない選手の中で上から順に3名が全英オープン出場権を獲得することになっている。