日本女子プロゴルフ協会の特別後援競技「THE QUEENS presented by KOWA」第1回大会が4日、愛知県の三好カントリー倶楽部 西コースで開幕し、初日の競技を終了。日本ツアーチームはフォアボール（2人のうち良い方のスコアを採用）形式の4試合で全勝し、12ポイント（勝利：3ポイント、引き分け：1ポイント）で単独トップに立った。

　日本ツアーチームの先陣を切って登場した渡邉彩香と菊地絵理香ペアは、ヨーロッパ女子プロゴルフツアー（LET）の主将を務め、世界ゴルフ殿堂メンバーでもあるローラ・デービース（英）＆メリッサ・リード（英）ペアに対し、10番から3連続でホールを奪取するなど、6アンド4と快勝。さらに日本チーム主将の上田桃子＆原江里菜組も、オーストラリア女子プロゴルフ協会（ALPG）のリンジー・ライト＆ステファニー・ナを相手に、11番からの3ホールを連取するなどして6アンド5で勝利し、幸先の良いスタートを切る。

　続く笠りつ子＆酒井美紀のコンビは、ALPGの主将であるレイチェル・ヘザリントン＆ホイットニー・ヒリアーペアと激突。3番でリードを奪うと、前半最後の9番を終えて3アップとし、そのままリードを保つと15番も奪取して4アンド3と快勝した。さらに大山志保＆成田美寿々組は、韓国女子プロゴルフ協会（KLPGA）のベ・ソンウ＆コ・ジヨン組と対戦。4アップで迎えた14番からの3ホールで2つ差を詰められたものの、17番をスクエアに持ち込み、2アンド1での勝利となった。

　初日を終えて、日本ツアーが12ポイントで単独トップ。2勝1分け1敗のKLPGAが7ポイントで続いている。LETは1勝1分け2敗で4ポイント、ALPGは4戦全敗となり0ポイントとなっている。2日目は各チーム8名ずつによるフォーサム（1つのボールを2人が交互に打つ）マッチ、最終日は各チーム9名ずつによるシングルスマッチで争われる。