野村&上原は予選クリア 藍は無念決勝進出ならず
2014年6月7日(土)午前10:29
メジャーシーズンを前に日本のエースの調子が上がらない。
全米女子オープン(19?22日/ノースカロライナ州、パインハーストNo.2)前哨戦でもある米女子ツアーのマニュライフ・フィナンシャルLPGAクラシックは現地時間6日、カナダのグレー・サイロGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。3人出場している日本勢はこの日、低調なラウンドを余儀なくされた。
初日6位タイの好発進を切った野村敏京は、18ホール中16ホールでパーオンに成功しながら肝心のパットが決まらず2バーディ、1ボギーの1アンダー70止まり。1ホール平均2パット以上(18ホールで37パット)とフラストレーションの溜まる内容で通算4アンダー19位タイに順位を下げた。
また、18位タイとまずまずのポジションからスタートした上原彩子も我慢のゴルフで1バーディ、2ボギーの1オーバー72止まり。通算1アンダー46位タイに順位を下げたものの4月以来3試合ぶりとなる予選突破を決め、明日以降の巻き返しを誓った。
一方、日本の女子ゴルフ界を引っ張って来た宮里藍は、不安を抱えるパットが不発で1バーディ、2ボギーの1オーバー72とスコアを伸ばせず通算4オーバー。初日の出遅れが響き102位タイで予選敗退が決まった。今季はここまでトップ10入りがなく“らしくない”プレーが続いている。「もっとも勝ちたい」と言う全米女子オープンを目前に控え不安を残す結果となってしまった。
上位争いはまだ今季優勝のないアジア勢が健闘中。通算11アンダー首位タイに朴ヒーヨン(韓)とフォン・シャンシャン(中)が並び、1打差の単独3位に今季絶好調のミッシェル・ウィー(米)。さらに通算9アンダー単独4位に今季3勝目を狙うアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、通算8アンダー単独5位にリン・シユー(中)がつける展開。前週ステイシー・ルイス(米)に世界ランク1位の座を奪われたインビー・パーク(韓)も通算7アンダーでリュウ・ソヨン(韓)、チェ・ナヨン(韓)らとともに6位タイの好位置につけている。