J.ルーテン連覇王手 初のライダーカップ出場なるか?
2014年6月8日(日)午前9:31
ディフェンディング・チャンピオンのヨースト・ルーテン(オランダ)が、ムービングデーにスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。
欧州ツアーのライオネス・オープン(オーストリア、ダイヤモンドCC)は現地時間7日に第3ラウンドの競技を行い、この日5位タイからスタートしたルーテンが7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマーク。通算11アンダーまでスコアを伸ばし大会連覇に王手をかけた。
ここで勝てば今秋スコットランドのグレンイーグルスで行われる欧米チーム対抗戦、ライダーカップの自力出場にかなり近づくルーテン。オランダ勢初のメンバー入りを目指す彼だが「今は先のことより目の前のトーナメントが大事」と雑念を振り払う。
「今日の『66』は満足だけれど、終盤少し失速したので、もう少し伸ばせていてもおかしくなかった」と好調なラウンドにも完全に満足しているわけではない。単独に2位につけるベルント・ウィースバーガー(オースリア)とは2打差。混戦を抜け出したルーテンの連覇なるかに注目だ。
一方、2012年大会覇者のウィースバーガーにとっても今大会での成績が大きな意味を持つ。優勝なら次週の全米オープン(12?15日/ノースカロライナ州、パインハーストNo.2)出場切符を初めて手に入れることが出来るから。2年ぶりツアー通算3勝目を狙うウィースバーガーの最終日のプレーも要チェックだ。
その他上位陣は、通算7アンダー単独3位にファブリツィオ・ザノッテイ(パラグアイ)、通算6アンダー単独4位にアダム・ギー(英)。前日のトーナメントリーダーで6年ぶりの復活Vを目指すミカエル・ランドバーグ(スウェーデン)はスコアを4つ落とし、通算5アンダー5位タイに後退している。