野村トップ10逃す ダブル宮里&有村揃って60台
2014年6月2日(月)午前8:55
野村敏京は最終日にスコアを伸ばせずトップ10圏外に終わったが、ダブル宮里と有村智恵は揃って60台をマークし復調の兆しを見せた。
米女子ツアーのショップライトLPGAクラシックは現地時間1日、ニュージャージー州のストックトン・シービュー・ホテル&GC ベイCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日7位タイからスタートし上位進出が期待された野村は前半の5番から7番の3ホールで4つスコアを落とし(2ボギー、1ダブルボギー)リーダーボードを急降下するも、後半はナイスカムバック。上がり3連続バーディでトーナメントを締めくくりイーブンパー71にスコアをまとめ、通算6アンダーはスーザン・ピーターセン(ノルウェー)、チェ・ナヨン(韓)らと並び13位タイに入った。
アメリカ常駐組の“末っ子”が必死の戦いを続ける中、“姉”たちも健闘。前日55位タイに低迷していた宮里美香が5バーディ、2ボギーの3アンダー68とスコアを伸ばし、通算2アンダー38位タイで4日間の競技を終了。
初日大きく出遅れていた宮里藍も3バーディ、1ボギーの2アンダー69にまとめ、通算2アンダー。有村智恵も4バーディ、2ボギーの2アンダー69で回り通算2アンダー38位タイで終戦。順位的には満足の行くものではないが、夏のメジャーシーズンに向け“姉”たちも徐々にペースを上げているようだ。
優勝は前日のトーナメントリーダー、ステイシー・ルイス(米)。最終日もまるでノープレッシャーのような快調なゴルフで4アンダー67をマークし、通算16アンダーは単独2位のクリスティーナ・キム(米)に6ストロークの大差をつけ圧勝。この勝利で8位タイ(通算7アンダー)に終わったインビー・パーク(韓)に代わり世界ランク1位に浮上することが確定。「去年は4週間しかNo.1で居ることが出来ず、その座を堪能出来なかった」というが、これで念願の頂点に返り咲くことが出来た。今後“強いアメリカ”の象徴的存在になりそうだ。