そろそろ本領発揮となるだろうか。昨季賞金女王の森田理香子が2週連続の好スタートを切った。

　国内女子ツアーのリゾートトラストレディスは30日、兵庫県の関西ゴルフ倶楽部を舞台に第1ラウンドの競技を終了。5アンダー67をマークした佐伯三貴、テレサ・ルー（台）、イ・ジミン（韓）の3人が首位を並走する中、森田が1打差の4位タイにピタリとつけている。

　この日はアウトから出ると前半・後半で2つずつバーディを奪って4アンダー68をマーク。前週の中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンでも首位で初日を終えており、2週連続の好発進となった。前週は2日目、最終日とスコアを落とし16位タイどまりだったが、今週は果たしてどうなるか。

　森田と並ぶ4位タイには2007年大会覇者の上田桃子、木戸愛、表純子。3アンダー69の8位タイには大会3勝（08、09、12年）の全美貞（韓）ら4人、2アンダー70の12位タイに今季1勝の渡邉彩香とフェービー・ヤオ（台）、馬場ゆかりらが続いている。

　ディフェンディング・チャンピオンの比嘉真美子は首位グループと4打差の20位タイとまずまずのスタート。今季は2位タイが2つあるものの予選落ち5回と不安定なシーズンを送っているだけに連覇で一気に態勢を立て直したいところだ。比嘉と同じ20位タイには03年以来の大会3勝目を狙う不動裕理、堀奈津佳、藤田光里、アン・ソンジュ（韓）、イ・ボミ（韓）と有力選手がつけている。

　11年大会チャンピオンの横峯さくらはバーディとボギーが交互にくる一進一退のゴルフでイーブンパー72の33位タイ。また今年1月、乗用車を運転中に死亡事故を起こしプロゴルファーとしての活動を全面自粛していた黄アルム（韓）が今大会よりツアーに復帰。横峯、アマチュアの堀琴音らと並ぶ33位タイで初日の競技を終えている。