T.ビヨーン圧巻の6連続バーディで5打差独走!
2014年5月25日(日)午前11:16
トーマス・ビヨーン(デンマーク)が、鮮やかなバーディラッシュで後続との差を5打に広げた。
欧州ツアーのフラッグシップ大会、BMW PGA選手権は現地時間24日、かつてツアーの本拠地があったウェントワースC(英国)を舞台に第3ラウンドの競技を終了。前夜の豪雨の影響で3時間近くスタートが遅れたが、それでもこの日は74人がすべてホールアウトすることが出来た。
シェーン・ロウリー(アイルランド)と並ぶ通算10アンダー首位タイから出たビヨーンは、出だし1番でいきなりダブルボギーを叩く最悪のスタート。5番をボギーとしたときにはロウリーに3打差をつけられていた。だが、6番のバーディで一息つくと、その後10番までをパーでしのいで2オーバーで折り返す。
スイッチが入ったのは11番のバーディから。12番、13番、14番、15番、16番と怒涛の6連続バーディで一気にロウリーを引き離すと、最終18番もバーディで締めて通算15アンダー。「前半はスイングがルーズで今一つだった。でも、10番で良いショットを打ってから心地よくなったんだ。しっかりラウンドをマネージメント出来た自分を誇りに思う。でも、まだ強い選手が上位にいるから」と、ツアー通算16勝目を前に気持ちを引き締めた。
5打差の単独2位にルーク・ドナルド(英)がつけており、首位タイスタートのロウリーは通算9アンダー単独3位に後退。ローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算8アンダー4位タイから逆転Vを狙う。
成績次第では世界ランキングNo.1に浮上するヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は通算6アンダー7位タイ。その他主な選手は、マーティン・カイマー(独)が通算4アンダー18位タイ、ジャスティン・ローズ(英)が通算3アンダー22位タイ、リー・ウェストウッド(英)が通算2アンダー29位タイで、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算イーブンパー43位タイとなっている。
尚、川村昌弘はカットラインに1打足りず予選で姿を消している。