野村、15位タイ後退もまだまだV圏内 有村は53位タイ
2014年5月25日(日)午前8:50
野村敏京が、米女子ツアー初Vに向け優勝争いにしがみついている。
同ツアーのエアバスLPGAクラシック第3ラウンド(現地時間24日/アラバマ州、RTJゴルフトレイル・マグノリアグローブ・ザ・クロッシングス)は、6アンダー66でプレーしたアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)が通算16アンダーで単独首位に立ち、シーズン3勝目に王手。1打差の単独2位に前日首位のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)、さらに1打遅れた単独3位にロレックスランキング(女子世界ランキング)No.2のステイシー・ルイス(米)がつける展開だ。
そんな中、初Vを狙う野村は通算8アンダー8位タイでスタートし、4番で幸先良くバーディ。だが、パー3を除く14ホール中11ホールでフェアウェイをとらえ、18ホールすべてでパーオンするショットの良さをグリーン上でいかしきれず、10番ボギー、13番ボギーで一時は通算7アンダーまで後退してしまう。しかし、14番パー3のバーディで流れを変えると、16番、18番でもバーディを奪って2アンダー70。ノルドクビストに6打差の通算10アンダー15位タイから最終日の逆転にかける。
第2ラウンドで5アンダー67をマークし、通算4アンダー34位タイで予選を通過した有村智恵も、やはりショットはまずまずだがパットが入らない。この日は4バーディ、4ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせず、53位タイに後退した。
単独首位に躍り出たノルドクビストは、今季すでにホンダLPGAタイランド、キア・クラシックと2勝を挙げているが、9試合に出場して予選落ち1回、優勝以外にトップ10はないのを見ても分かるとおり、調子に波があるのも確かだ。だが、上位に来た時の強さは目を見張るものがあるだけに、ベテランのマシューとの対決は激しいものになりそうだ。
その他、通算13アンダー4位タイにミッシェル・ウィー(米)、ジェシカ・コルダ(米)ら3人がつけ、ロレックスランク4位のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が通算11アンダー11位タイ。また、野村と同じ15位タイにレクシー・トンプソン(米)、通算9アンダー18位タイには朴セリ(韓)、チェ・ナヨン(韓)がおり、ポーラ・クリーマー(米)は通算8アンダー23位タイ、カリー・ウェブ(豪)は通算5アンダー42位タイから上位進出を狙う。
なお、宮里美香はすでに予選で姿を消している。