愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に行われている国内女子ツアーの中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン。24日に行われた第2ラウンドは、2010、2011年賞金女王のアン・ソンジュ（韓）が通算6アンダーで単独トップに立つ中、18歳のアマチュア堀琴音が5バーディ、2ボギーの3アンダー69とスコアを伸ばし、今季1勝の成田美寿々、この日ベストスコア（67）の金ナリ（韓）、飯島茜とともに1打差の2位タイへ浮上した。

　通算4アンダー6位タイに横峯さくら、フェービー・ヤオ（台）、笠りつ子、斉藤裕子の4人が続き、前日トップタイ発進を切っていた森田理香子は1オーバー73とスコアを落とし、今大会3勝と相性抜群の李知姫（韓）、服部真夕、元世界ランキングNo.1の申ジエ（韓）と並ぶ通算3アンダー10位タイへ後退した。復調の兆しを見せる上田桃子が、馬場ゆかり、原江里菜、佐伯三貴と同じ通算2アンダー18位タイにつけている。

　アマチュアながら最終日最終組で回ったサイバーエージェント レディスで4位タイに入った堀（琴音）は、ツアー2勝で昨季GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した堀奈津佳の実妹として将来を嘱望されているティーンエイジャー。この日も立ち上がりの2番、3番でボギーが先行したものの、そこから落ち着いて立て直すと6番、7番の連続バーディですぐに取り返してハーフターン。後半は10番でバーディを奪うと、勝負どころの上がり3ホールで2バーディを加え、一気にリーダーボードを浮上した。

　今季の同ツアーは、KKT杯バンテリンレディスオープンで勝みなみ（鹿児島高1年）が史上最年少優勝を達成。さらに森田遥（高松中央高3年）や柏原明日架が優勝戦線に名を連ねるなどアマチュア旋風が続いているが、果たして堀は今回こそビッグチャンスをものにすることができるか注目だ。