2010年に産声を上げたアフリカ・オープン（欧州ツアー）が、南アフリカのイースト・ロンドンGCを舞台に現地時間5日開幕する。第1回大会からここまでは、チャール・シュワーツェルの3連覇を含む全5戦を全て南アフリカ勢が制覇。今年もジョージ・クッツェーら地元勢中心の激しい優勝争いが予想されている。

　優勝候補の一角を担うクッツェーは、前戦のジョバーグ・オープンにディフェンディング・チャンピオンとして臨んだものの、残念ながら連覇ならず24位タイで終戦。今大会でその雪辱を果たすチャンスをうかがっている。

「初めてプレーした時（2010年）から、ギャラリーはローカル、インターナショナルを問わずとても素晴らしい応援をしてくれた。そんなギャラリーの前でプレーすることは楽しみだよ」と地元ファンを称賛したクッツェー。さらに「個人的には、トロフィのトーマス・エイケン（2014年大会覇者）の名前の下に自分の名前を加えたいと思う」とツアー2勝目に向け、意気込みを口にした。

　一方、地元勢の対抗馬に挙げられているのが、ジョバーグ・オープン2位タイのデビッド・ハウエル（英）だ。優勝にはあと一歩届かなかったが、上位入賞者に与えられる全英オープンの切符を獲得。ツアー5勝の実力者は「（先週は）今年のベストゴルフだった。このコースは素晴らしい。先週とは全く違う戦いになると思うけど、チャレンジを楽しみにしている」とコメント。「私のプレーにとても合っている」と締めくくり、6度目の栄冠を虎視眈々と狙っている。

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