22歳のルーキーを50歳M.A.ヒメネスが2打差追撃
2014年5月18日(日)午前10:30
昨年の6月にプロ転向したばかりのルーキーをツアー最年長V記録を持つベテランが追いかける展開となっている。
欧州ツアーのオープン・デ・エスパーニャは現地時間17日、スペインのPGA カタルニア・リゾートを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日単独トップに立った22歳のトーマス・ピータース(ベルギー)が4バーディ、3ボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算7アンダーで依然としてトーナメントをリードする中、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が3連続を含む6バーディ(3ボギー)を奪って追撃。2打差の通算5アンダーで単独2位につけた。
「序盤ボギーが先行したけれど、粘り強いプレーで後半盛り返すことが出来た。自分は今回のようにセッティングが難しいタフなコースの方が得意。明日は優勝を目指して自分のゴルフに徹したい」と初Vに照準を合わせたピータース。
一方、ピータースとは親子ほども年が違うヒメネスには自身が持つ49歳337日のツアー最年長V記録更新がかかっている。しかも勝てば母国のナショナルオープン初制覇。マスターズで単独4位に入った直後、米チャンピオンズツアーデビュー戦を白星で飾った50歳は「今日は後半ショットが少し乱れたけれど、勝てれば素晴らしいこと。もちろん自国のオープンチャンピオンシップはいつだって憧れだった。結果は明日のお楽しみ」と、こちらも逆転勝利に意欲を燃やす。
その他の上位選手は通算4アンダー3位タイにクリス・ウッド(英)、リチャード・グリーン(豪)、リッチー・ラムゼイ(スコットランド)、通算3アンダー6位タイにロス・フィッシャー(英)ら。前週のザ・プレーヤーズ選手権で単独3位に入ったセルヒオ・ガルシア(スペイン)はスコアを1つ落とし、通算イーブンパー15位タイに後退している。