国内女子ツアーのサイバーエージェント レディスゴルフトーナメントは3日、千葉県の鶴舞カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を行い、この日首位と1打差2位タイから出た17歳の森田遥（高松中央高3年）と、2打差5位タイからスタートした18歳の堀琴音のアマチュア2人が通算8アンダーで首位に並んだ。

　15歳293日でツアー史上最年少優勝を果たした勝みなみ（鹿児島高1年）に続けとばかりにこの日は10代アマが主役となった。2位タイから出た森田は、前半をノーボギーの4アンダーでハーフターン。後半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばすことが出来なかったが、2日連続の4アンダー68をマークした。対する堀も、前半からハイペースにバーディを奪って16番を終えて4つスコアを伸ばすとハイライトは17番。グリーンエッジから10メートル超のバーディパットを沈めて（5アンダー67）、同世代の森田と並ぶリーダーボードの最上段に立った。

　アマ選手2人が最終日最終組を回るのはもちろん初。通算4アンダー6位タイにはもうひとりのアマ、永井花奈（日出高2年）もつけている。果たして勝に次ぐ史上5人目のアマチュアでのツアーVとなるか。

　上位陣は、この日ノーボギーの7アンダー65をマークした申ジエ（韓）が通算7アンダー単独3位に急浮上。通算6アンダー単独4位に一ノ瀬優希、通算5アンダー単独5位に香妻琴乃、永井と並ぶ6位タイに初日トップの渡邉彩香がつけた。ディフェンディング・チャンピオンの横峯さくらは、比嘉真美子らと同じ通算2アンダー10位タイ。

　一方、最年少V記録保持者の勝は、この日も1つスコアを落とし通算5オーバーでカットラインに1打及ばず、59位タイで決勝ランド進出を逃している。