藍が2週連続の首位タイ発進! 大山も1打差3位タイの好位置
2016年4月1日(金)午前11:10
米女子ツアーの今季メジャー初戦、ANAインスピレーションが現地時間31日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第1ラウンドの競技を終え、宮里藍が5アンダー67で2週連続となる首位タイ発進。大山志保も1打差の3位タイと好位置につけた。
節目のツアー10勝目、日本人としては39年ぶりとなるメジャー制覇へ絶好のスタートとなった藍。「良い流れが作れた」前半は、2打目をベタピンにつけた1番から連続バーディで飛び出すと、その後もロングパットを沈めた5番から立て続けにスコアを伸ばし、立ち上がりの6ホールで4バーディのチャージをかける。
すると、その後は7番から17番までパープレーが続く我慢の展開。それでも、最後までボギーフリーの安定感あるプレーを続け、最終18番パー5のバーディでもう一伸びさせてホールアウト。「1日通してすごく良かった」と会心のラウンドを振り返った。前週には3年ぶりのベスト3入りと調子は上向き。復活優勝に向けて2日目もこの勢いを維持したい。
トップと1打差につけた大山は、2バーディ、1ボギーでの折り返しから、後半のアウトコースを3バーディでラウンド。同組のリー・アン・ペース(南ア)、ツアー4勝のベテラン、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)と並ぶ4アンダー68で上位に食い込んでいる。
その他の日本勢は、宮里美香、上原彩子がともに1アンダー71の24位タイとなった。一方、横峯さくらはノーバーディ、3ボギーの3オーバー75で88位タイ。今季1勝の野村敏京も「76」と苦戦し、96位タイと大きく出遅れている。また、昨季の国内女子ツアー賞金女王のイ・ボミ(韓)は、1オーバー73の60位タイとなった。
藍と首位を分け合ったのはアサハラ・ムニョス(スペイン)。後半17番のバーディで一時単独首位に立ったが、最終ホールのボギーでタイに後退した。その他上位は、2014年覇者のレクシー・トンプソン(米)やハナ・ジャン(韓)らが3アンダー69で6位タイとなり、ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のリディア・コ(ニュージーランド)が2アンダー70の14位タイ。昨季覇者のブリタニー・リンシコム(米)はイーブンパー72の40位タイとなっている。