国内女子ツアーの伊藤園レディスゴルフトーナメントは16日、千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。賞金ランクトップの森田理香子がスコアを伸ばせずにいる中、同ランク2位の横峯さくらが5バーディのゴルフで首位に1打差の通算6アンダー4位タイに浮上した。

　今季残り3試合となり賞金女王争いが佳境を迎えている同ツアー。賞金女王争いを演じる2人は明暗が分かれた。アウトスタートの横峯はパープレーが続いて迎えた5番パー5でバーディ奪取に成功すると、8番もバーディとして2アンダーで折り返す。後半に入っても11番、13番、15番とバーディを重ね、5バーディ、1ボギーの4アンダー68でホールアウト。首位グループと1打差の通算6アンダー4位タイまでスコアを伸ばして逆転優勝を狙える好位置につけた。一方、賞金ランクトップの森田は6バーディ、4ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフでイーブンパー72にとどまり、通算3アンダー18位タイに順位を下げた。

　首位グループには、賞金ランク3位の佐伯三貴、大山志保、渡邉彩香の3人がこの日のベストスコア『68』をマークし、通算7アンダーで並んでいる。また、単独首位で出た地元・千葉出身の吉野茜は、粘りのゴルフで終盤まで首位の座をキープしていたが、最終18番で池につかまり、このホールをダブルボギーとして4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73でホールアウトして横峯と同じ通算6アンダー4位タイに後退した。

　その他上位陣は、通算5アンダー7位タイに賞金ランク6位の吉田弓美子、服部真夕、金田久美子ら。通算4アンダー12位タイに馬場ゆかり、北田瑠衣、若林舞衣子らが続いている。賞金ランク7位の比嘉真美子は初日出遅れていたが、3バーディ、ノーボギーの3アンダー69で回り通算2アンダー22位タイにつけている。

　尚、ディフェンディング・チャンピオンで賞金ランク8位のイ・ボミ（韓）は通算4オーバー73位タイでカットラインに3打届かず決勝ラウンド進出を逃した。