国内女子ツアーの一戦で米女子ツアーのアジアシリーズ最終戦でもあるミズノクラシックは8日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。この日6バーディ（2ボギー）を量産し4アンダー68をマークした大山志保が単独首位に立つ中、宮里美香は1アンダー71で回り3打差の20位タイ発進を切った。

　アウトスタートの宮里は、1番で幸先良くバーディを奪ったものの、その後は我慢のゴルフを強いられた。6番ボギーの後の7番でバーディを奪い返したが、後半も1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばすことが出来ず。それでも上位陣が伸び悩んだこともあり、大山と3打差と好位置につけた。ディフェンディング・チャンピオンのステイシー・ルイス（米）もこの位置。昨季大会でも1アンダー71（この時も首位と3打差）で初日を終えたルイスは、最終日に7打のビハインドを跳ね返して見事優勝を飾っている。

　上位陣は、大山と1打差の2位タイに申ジエ（韓）、ブリタニー・リンシコム（米）ら9人。2アンダー70の11位タイに比嘉真美子、ブリタニー・ラング（米）ら9人がつける混戦となっている。

　世界ランキングNo.4のリュウ・ソヨン（韓）は宮里、ルイスと並ぶ20位タイ。国内ツアーの賞金ランキングで首位の森田理香子に約360万円差と迫る横峯さくらは、前半に3ボギー（1バーディ）を叩いて出遅れたものの、後半に取り返してイーブンパー72で回り、ホール・オブ・フェイマーのカリー・ウェブ（豪）、有村智恵、フォン・シャンシャン（中）らと共に36位タイで初日を終えた。

　国内賞金ランク3位の佐伯三貴は1オーバー73の49位タイ。同順位には不動裕理、上原彩子らもつけている。森田は出だしの1番でいきなりイーグル奪取に成功したものの、その後3連続を含む4ボギーを叩いて失速。2オーバー74のラウンドで吉田弓美子らと並ぶ61位タイと出遅れている。